卒業文集に書くことない?どうすればいいの?

小学生や中学生で苦手な勉強の一つに作文があります。

「何を書けばいいのかわからない」
「最初はどう書けばいいのかわからない」

特に卒業前に書く卒業文集は、これまでの作文と少し違って難しく感じてしまいます。

「6年間の思い出」や「中学校で心に残ったこと」、「自分の成長」など、簡単に書けそうもありません。

あまりよい思い出ばかりでもないかもしれません。
しかし、書かなくてもいいということはありません。必ず提出しなければいけません。

今回は、卒業文集で書くことがない場合に、何をどう書けばいいのかまとめてみました。
少しでもお悩みの方の力になれるとうれしいです。

 

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いくつかの例から選ぶ

何を書けばいいのか悩むときには、いくつかの例の中から選ぶことがおすすめです。

卒業文集では、主に自分の心に残っている出来事を書く場合が多いです。

例えば、日曜日に家の庭でアリの行列を見つけたことなど、日常の出来事についてはあまり書きません。

学校生活の中で、特に自分が覚えていることを書くようにします。運動会や音楽会、修学旅行などです。
いくつか例を挙げますので、その中から選んでみましょう。

【卒業文集に書くこと】
・運動会
・水泳
・音楽会
・発表会
・見学旅行
・修学旅行
・スポーツ活動
・部活動
・委員会活動
・クラブ活動
・ボランティア活動
・おたのしみ会
・陸上大会
・クラスマッチ
・百人一首大会
・コンクール

この中から、一番自分が覚えていることを1つ選びます。

どれにするのか決まれば、タイトル(題)を考えます。
おすすめは次の二つです。

「最後の~」
「~で心に残ったこと」

例えば委員会活動であれば、「委員会活動で心に残ったこと」となります。
運動会であれば、「最後の運動会」となるでしょう。

これで卒業文集に書くことがない場合、何を書けばいいのか決まります。

学校によって行事は違いますので、紹介した以外にも記憶に残っているものはあると思います。
何を書くのかが決まれば、次は書き出しです。

 

書き出しも選ぶ

作文が苦手な場合、書き出しは悩むところです。

書き出しのおすすめは、いくつかのパターンから選ぶことです。

あまり深く考えずに、この書き方がいいなと感じるものを選びましょう。

【書き出しの例】
・わたしが中学校生活で一番心に残っていることは、○○です。
・最後の運動会が一番の思い出です。
・小学校生活の中で一番心に残っていることは○○です。
・中学校生活の中で一番心に残っていることは○○です。
・私の思い出は3つあります。1つ目は○○です。
・2学期の音楽会は、わたしにとって忘れることができない最高の音楽会でした。
・百人一首大会で優勝したこと、それがぼくの一番の思い出です。
・運動会で友達といっしょに応援団として活動したことが最高の思い出です。
・最後の水泳大会で、ぼくは自己新記録を達成しました。
・音楽会でリコーダーの練習をがんばったことが一番心に残っています。
・発表会での劇が忘れられません。
・5年生の見学旅行で学んだことが、わたしの一番の思い出です。
・修学旅行で友達と散策したことは決して忘れることのできない思い出です。
・スポーツ活動でバスケットボールをしました。
・部活動で決勝戦までいったことが最高の思い出です。
・委員会活動で保健委員会の委員長でした。
・クラフトクラブの仲間と力を合わせて作品を作ったことが一番の思い出です。
・ボランティア活動で地域のごみ拾いを行い、「ありがとう」と声をかけられたことが忘れられません。
・クラスのおたのしみ会で、友達と劇の練習をしたことが楽しかったです。
・5年生の陸上大会が一番の思い出です・
・クラスマッチで優勝したことが心に残っています。
・百人一首大会で決勝戦まで進んだことが自信につながりました。
・コンクールにむけて練習したことが忘れられません。

書き出しを選んだら、実際に書いてみましょう。

実際の例文を紹介します。

 

具体的な卒業文集の例文

【小学生版】

「運動会の思い出」
小学校生活の中で一番思い出に残っていることは運動会です。特に最後の運動会でのクラス対抗リレーが忘れられません。
クラス対抗リレーは、クラス全員でバトンをつなぐリレーです。ぼくたちのクラスは、練習で5クラス中最下位でした。バトンパスはうまくいかず、バトンを何度も落としていました。練習が終わると、負けたことをいつも誰かのせいにしていました。先生から、「リレーはみんなの力を合わせる競技です。負けたのは、力を合わせることができていないのではないですか。」という話がありました。ぼくは力を合わせるって何だろうと考えました。自分で走って次の人にバトンを渡すだけだから、力を合わせるところなんてないのではと感じました。クラスでリレーの練習をすることになり、お昼休みに運動場でバトンパスの練習が始まりました。ぼくもバトンを受け取り、次の人に渡す練習をしました。でも、どうしても受け取るときにスピードを落としてしまい、バトンを落としすこともありました。その時、近くにいた友達から「声を掛け合えばいいよ」「受け取るときも前を見て走る」などアドバイスをもらいました。アドバイスを受けたことを考えながら練習しました。すると、だんだんとスピードを落とさずにバトンパスができるようになりました。
ぼくは、リレーは運動会だけで行われるものだと思っていました。でも、友達と練習したり、どうすればうまくいくか考えたりすることもリレーの一部なのだと気付きました。クラスで力を合わせるということは、こんなことなのだと思いました。みんなと力を合わせて練習した運動会のリレーが、ぼくの最高の思い出です。

卒業文集に何も書くことが無い場合の、一つの解決方法を紹介しました。
少しでもお役に立てればうれしいです。

 

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