小学校では、小学3年生から社会の勉強が始まります。地域の探検に出かけたり、消防署を見学したり、体を動かしながら勉強する社会を好きだと感じる子供は多いです。
しかし、学年が上がるにつれて社会を苦手に感じる子供は増えていきます。なぜ社会を苦手に感じるのでしょうか?
社会を苦手と感じることには原因があります。
・興味がない
・話を聞いていない
特に、「興味がないから先生の話をしっかりと聞いておらず、そのうち言葉も難しくなりわからなくなった。」というケースは多いです。教科書を読んで勉強しようとしても理解できず、テストの点数も悪くなってしまいます。
その結果、社会が苦手と思う子供が増えてしまいます。
ですが、実は社会は家で勉強すればスイスイ答えが書けるようになり、力がついていく教科です。特に小学生の時期は吸収が早く、みるみるうちに実力がついていきます。
今回は、社会が苦手な小学生のための勉強方法を紹介します。1回15分間程度ですので、子供の負担にもなりません。社会が苦手なお子さんに、ぜひお試しください。
苦手の最大の原因は興味がもてないこと
社会を苦手に感じる原因は、社会の勉強に興味がもてないことです。
興味がないことを進んで勉強しようとはしません。社会の場合は、学校からの宿題もほとんどありませんから、何の練習もなくテストを受けることになります。
当然、テストの点数はあまりよくないでしょう。
テストの点数が悪い教科は苦手と感じます。
では、どうすれば社会に興味をもつようになるのでしょうか?
小学生が社会に興味をもつようになるのは、テストの点数がよかったり、学んだことが身近なことと結びついたりしたときです。
一番単純なのは、テストの点数が上がることです。
テストの点数がいつもより少し上がることで、子供は社会を好きと感じるようになり興味をもちます。
社会のテストの点数は、他の教科よりも上げやすいです。
どうすれば社会のテストの点数が上がるのか
社会のテストの点数を上げるためには、社会の勉強をします。
当然のことなのですが、特効薬のようなものはありませんし、おすすめしません。社会を1日15分程度勉強することです。
実は意外と家で社会の勉強はやっていないことが多いです。学校の宿題で社会のプリントが出ることは少ないです。国語ドリルや算数ドリルのような問題集もありません。
つまり、小学生が社会の勉強としてやっていることは、学校で社会の授業を受けることだけです。学校の授業を受けただけで100点を連発するようなお子さんは優秀です。理解したり覚えたりする練習が必要です。
学校で勉強したことを復習し、大切な言葉を理解して練習することでテストの点数は簡単に上がります。
小学5年生を例にして説明します。
小学5年生の社会では、1年間で主に次のようなことを勉強します。
世界の大陸と海、国 |
低い土地や高い土地のくらし |
あたたかい地域や寒い地域のくらし |
自然災害 |
米づくり |
自動車工業 |
情報 |
公害 |
学校で米づくりの授業があり、来週テストがあるとします。
来週のテストまでに、3つのステップで勉強します。
①「教科書で「米づくり」の部分を読む(5分)
②大切な言葉を理解して覚える(5分)
③練習問題をする(5分)
1日15分で十分です。5日間続けると75分間勉強することになります。
具体的に3つのステップの進め方を説明します。
①「教科書で「米づくり」の部分を読む(5分)
教科書を5分間音読します。
読むところは「米づくり」の部分です。おすすめは音読です。黙って目で読むよりも、声に出して読む方が記憶に残ります。
20ページくらいあると思います。1回で全部を読むのではなく、5分間で読めるところまでにします。続きは次の日にします。
20ページを読み終えたら、最初に戻って音読を続けます。繰り返し読むことで、言葉を覚えやすくなっていきます。
②大切な言葉を理解して覚える(5分)
教科書を読むと、「兼業農家、専業農家、田おこし、代かき、稲かり・・・」などの言葉が出てきます。言葉の意味は教科書に書いてありますので、読んで「どういう意味なのか」を理解していきます。
自分で考え調べることで記憶にも残ります。ノートに書いて練習するのもよいでしょう。
「よしっ、覚えた!」と感じたら、チェックしましょう。
「兼業農家とは、どんな農家ですか?」
親がクイズ形式で問題を出してあげると、覚えたことを忘れなくなります。
③練習問題をする(5分)
内容が理解できたら、次は練習問題です。教科書に合わせた問題集が必要です。
おすすめは教科書ワークです。教科書に合わせてつくられているので、教科書を読んで言葉を理解できていれば解けます。
米づくりの練習問題にチャレンジします。
〇つけ、間違えた問題の解き直しまで行います。間違えたところは理解できていないところですので、よく問題を読み直して丁寧に解き直しをしておきましょう。
ここまで勉強できれば、社会のテスト準備はバッチリです。きっと以前よりも点数が上がると思います。
テストの点数が上がれば、社会に興味をもつ第一歩です。
社会の練習問題で注意すること
問題集を解くときに注意するポイントがあります。
・時間を決める
・〇つけ、やり直しを必ず行う
時間は長引かせないことが、お子さんの勉強が長続きするコツです。15分間と決めたら、それ以上の勉強はやめておきましょう。そうすれば、15分間は集中して頑張る習慣がついていきます。
〇つけ、間違えた問題の解き直しは自分でさせましょう。〇つけは親でもいいのですが、解き直しは確実にするようにしましょう。勉強ができるようになるかの分かれ道です。解き直すことで、自分の間違いに気づき、正しい理解ができるようになります。
社会の練習問題にピッタリの教材
先ほど紹介したような、1日5分程度でできる練習問題の教材がおすすめです。
〇つけ、解き直しまで含めて15分間で終了します。小学生向けの問題集が置いてある書店には、必ずといっていいほど置いてあります。なければネットで注文します。
慣れてきたらきたらレベルアップする
問題集が1冊終了した時点で、すでに社会の勉強のコツはつかんできていると思います。テストの点数も以前よりも少しよくなってきたのではないでしょうか。
苦手に感じていた社会も、それほど苦手ではなくなっているはずです。
次の段階として、教材のレベルアップが必要です。近くの書店で、今度は別の種類の社会の問題集を購入してください。
ネットで購入する場合は、お子さんの使っている教科書の出版社と同じものを購入するようにしてください。
時間はこれまでと同じ15分でもOKですが、問題が多く、長くなるようでしたら20分、30分かけてもいいと思います。2ページ終わったら終了など、変更するのもありです。お子さんと話し合って、ここはしっかりと決めておきましょう。
15分間の学習習慣がついてきたのであれば、通信教育もおすすめです。社会の勉強から国語の読み取り、言葉の学習、さらに算数や理科、英語まで勉強できます。一気に勉強習慣を身につけることも可能です。
特に社会の勉強なら、ポピーがいいと思います。無料サンプルでお試ししてみてください。そのまま15分間の勉強も続けられます。(5教科の勉強ができます)
➤【小学ポピー】
ここからが、お子さんの学力が伸びていくときです。
ポピー以外の小学生向け通信教育は、こちらでまとめています。
➤小学生向け通信教育を徹底比較
興味をお持ちの場合のみ、のぞいてみてください。
苦手な社会を長時間勉強させない
最後に失敗しないためのアドバイスです。
お子さんが社会の勉強を苦手に感じているのであれば、慣れていくまでに無理はさせないことです。
ついつい調子に乗って「今日は5ページしなさい!!」など、親の要求もレベルアップしがちです。でも、これはよくありません。
ついでに予習までさせようなど、欲張ることもダメです。
子供はできるようになれば、自然と前に進みます。社会の問題がスラスラ解けるようになってくれば、授業中も話を聞くようになっていきます。得意なことには進んで取り組むものです。
「社会はおもしろい」という気持ちが出てくるまでは、そっと15分間の勉強を見守るようにしましょう。
お子さんが社会の勉強のコツをつかむまでは、無理させないようにしましょう。
まとめ
小学生のお子さんが「社会が苦手」の場合、家庭で社会の勉強をすることで克服できます。
1日15分間、毎日の積み重ねが必要ですが、親子で力を合わせれば必ずできます。
子供が「社会が苦手だ~!」と言っている時期は、意外と短いです。少しだけ子供の勉強につきあってあげましょう。