引きこもりの若者は54万人!自分が救われたとき!

昨年度の内閣府の調査で、若者のひきこもりが54万人いるという報告がありました。日本の人口が約1億2千万人ですので、約0.4%にあたります。たいへん多くの方が、ひきこもりという状況に置かれていることを知りました。

なぜ多くの人がひきこもりという状態にあるのでしょうか。

 

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54万人には主婦・主夫・家事手伝い等は除く?

ひきこもりの人数には、主婦・主夫・家事手伝い・統合失調症または身体的な病気がきっかけになった者は除くとあるそうです。ということは、実際のひきこもりの方の数は、もっと多いことになります。

働きたいのに働けない。人と接したいのに関われない。辛く、悩んでいる人は多いのではないかと思います。

 

ひきこもるしかない状況が課題

わたしが、ひきこもりについてのニュースを見て思ったことは、多くの方々が、自分の置かれている状況に今も悩み苦しんでおられるのではないかということです。ひきこもりの状況に置かれている方々は、そこに至るまでに、様々な過程や理由があるのだと思います。誰も、好き好んでひきこもったりはしないと思います。ひきこもるには、ひきこもるしかなかった状況があったのです。

周りとの関係が上手く作れなかったから。社会とのつながりができなかったから。違いが認められなかったから。自分を認めてもらえなかったから。わたしが想像できる範囲は限られていますが、人それぞれ違う道をたどって、現在に至っています。とても苦しみ、誰にも理解されず、自分ではどうにもならないときに、ひきこもりという道を選んだのではないでしょうか。いや、誰かが支えていてくれるから、ひきこもりという状況で耐えておられるのだと思いました。

社会から、一時身を引くことによって、自分を守っている、保っている状況なのかもしれません。でも、それは悲しい現実だと思います。

 

心が折れるとき救われるとき

わたしは想像してみました。どのような気持ちで1日を過ごしておられるのか。毎日、家の中で、部屋の中で過ごさなければなりません。家から、部屋から出られない状態ですので、どこかに行きたいという気持ちが出ても、行くことができないのだと思います。それはきっと、毎日外に出て、誰かと接し、働き、笑い、悲しんでいる人からは、想像ができない世界だと思います。

自分の将来や未来に希望が持てない時、わたしの心は折れてしまうのではないかと思います。わたしが以前、仕事で失敗したとき、それを助けてくれたのは、わたしのことを心から思ってくれる人の存在でした。自分が支えてもらっていることを実感した瞬間でした。

どこで誰がひきこもっているのか、そういう情報は出回るものではありませんし、分かったからといって、どうにかできるものではありません。ですが、その人のことを真剣に考えて、手を伸ばそうとする人がいれば、救われる人は必ずいると思います。

自分にできることは、ほとんどなく、小さな存在だと分かってはいるのですが、相手のことを受け止めて、相手の気持ちを少しでも考えられる人になりたい。そう感じた報道でした。

 

 

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