小学生が家で勉強する場合、分からないところが必ず出てきます。教科書を読んで復習していくことが一番勉強になるのですが、親や家族が教えることも効果的です。親や家族が「小数のかけ算」を5年生のお子さんに教えるときのポイントを紹介します。親が先生、子供が生徒。必要なものはノートと鉛筆です。
・小数のかけ算の勉強の仕方
小数のかけ算の勉強
5年生で勉強する小数のかけ算の家での勉強の仕方です。親や家族が勉強を教えるとき用のものです。お子さんは、最終的にノートにこのように書きます。
ここでは、お子さんがノートに写していくことで「小数のかけ算」の勉強が分かるようになっていくようにまとめています。
ノートの手本は、こちらですので、開いて印刷して使ってください。お子さんのノートと同じ大きさのB4の用紙にまとめていますので、A4までのプリンターをお使いの場合は縮小して印刷してください。
それでは、順番に勉強のポイントを紹介していきます。
最初に目標(勉強していくこと)を書く
小数のかけ算の勉強をすること、どんなことを勉強するのかをノートに書かせます。見開き1ページ(左右のページ)で勉強が完了するようにします。目標は分かりやすいように赤ペンで囲みます。
「小数のかけ算のひっ算ができるようになる。」が今回の目標です。
次は、小数のかけ算のひっ算の仕方を3つの場面に分けて教えます。
61×3.2の計算の仕方
一つ目は、整数×小数の計算の仕方です。まずは問題をノートに書かせてください。問題を書き終えたら、親がひっ算で計算して見せます。その後、お子さんに同じように計算させてください。
ポイントは、通常のひっ算と同じように計算し、最後に小数点をつけることです。その際、筆算の小数点よりも右の数字に〇をつけておきます。
そうすると、答えに右から〇をつけたところが小数点を打つ場所です。
3.23×2.1の計算の仕方
二つ目は小数×小数の計算の仕方です。先ほどと同じように、まずは問題をノートに書かせてください。問題を書き終えたら、親が下の画像のように計算してみせます。〇をわすれないように。
その後、お子さんに同じように計算させてください。
ポイントは、先ほどと同じです。問題の数字の、小数点よりも右の数字に〇をつけておくと、答えに小数点を打つ時に便利です。
計算方法をマスターさせることが大切なので、余計な説明は必要ありません。お子さんが混乱します。
0.17×3.2の計算の仕方
三つ目は「0.17」など、「0.~」の数字が入っている場合です。まずは問題をノートに書かせます。問題を書き終えたら、親が下の画像のように計算してみせます。〇をわすれないように。
その後、お子さんにも同じように計算させてみてください。
ポイントは、答え全部に〇がついたときは、答えに「0.」をつけるところです。
答えの大きさ比べ
最後にかけ算の答えの大きさ比べです。問題をノートに書かせてください。
実際に計算させると確実です。お子さんには、「かける数の大きさで比べる」ということを教えましょう。
まとめを書く
最後にノートにまとめを書きます。この勉強で大切なポイントや覚えるところです。
「小数のかけのひっ算では、最後に小数点をうつ。」
声に出して読んで、勉強はおしまいです。
基本の勉強ができたら練習して「できる」ように
ここでお伝えしたのは、小数のかけ算の基本です。計算の場合は、できるようになるには練習が必要です。学校の教材(計算ドリルなど)で練習をしておくことをおすすめします。
当然、詰め込みすぎるとお子さんは嫌がります。1日15分程度、ここでの勉強も含めて小分けにして教えることをおすすめします。どうせなら、親子で楽しく学びたいものです。
まとめ
他にも「~倍」のとことが小数の場合の計算などありますが、式さえできれば、ここまで勉強したことで計算できます。
小数のかけ算は、これまでのかけ算と同じようにひっ算で計算します。違うところは、最後に答えに小数点をつけるところです。