小学生の夏休みの定番といえば一言日記です。毎日こまめに書けばいいのですが、ため込んでしまっていると大変なおもいをしますよね。
一言日記は「一言」なだけに、子供は何を書けばいいのか分からず、同じ文章になってしまうことも多いです。いくつか書き方を紹介します。組み合わせて書けば、日記が少し書きやすくなります。まねして、そのまま書いてもらっても大丈夫です。
今回は、夏休みの宿題で多い「一言日記」の書き方を紹介します。
・一言日記の具体的な例文
一言日記に書くこと(内容)
一言日記には、1日の中で心に残ったことを書きます。毎日何か特別な出来事があるわけではありませんので、「夕方雨が強く降った」「セミの鳴き声がよく響いた」など、生活の中の、ちょっとした気づきでOKなのです。感想を付け加えると更にいいです。
書きやすい内容は次のようなものです。毎日同じ文章だと気まずいので、少し組み合わせて書くようにするといいです。特に夏休みの後半に一気に仕上げる場合は、同じ表現ばかりにならないように気をつけましょう。先生が読めば、すぐにバレちゃうかも。
・買い物をしたこと
・遊んだこと
・家族のこと
・天気のこと
・ペットや昆虫、金魚のこと
・工作や料理のこと
・習い事について
・スポーツのこと
・お手伝いしたこと
一言日記のテンプレート【簡単な書き方】
一言日記は、その名の通り一言で書く日記です。ですから、難しい表現を使う必要はなく、できるだけシンプルに文を書きます。
「いつ」「どこで」「誰が」「どうした」の4つを使って日記は書きますが、日付は書いてあるので「いつ」はあまり必要ありません。おすすめは、この書き方です。
⇩
「(どこで)(誰と)(何をした)。(思ったことや感じたこと)。」
前半に事実、後半に感想を書きます。そうするとスッキリとした一言日記が完成します。おすすめの一言日記テンプレートです。
一言日記例文集
夏休みの宿題に使えそうな一言日記の例文です。ご自由にご利用ください。必要に応じて表現は修正して使うようにしてください。
・公園でお父さんと水遊びをしました。水でっぽうが楽しかったです。
・お兄ちゃんとクワガタをつかまえに行きました。お兄ちゃんは虫捕りが上手でした。
・雨だったので家で妹とぬり絵をしました。きれいにぬれてよかったです。
・おじいちゃんが町内会のカラオケ大会に出場しました。かっこよかったです。
・プールで弟と泳ぐ練習をしました。もう少しで25m泳げそうでうれしかったです。
・朝、金魚にエサをあげました。大きな口でたくさん食べていておいしそうでした。
・夕方、お父さんと犬のさんぽに行きました。暑かったのでジュースを買ってもらい、うれしかったです。
・○○君の家で自由研究をしました。途中で終わったけれど楽しかったです。
・お母さんにたのまれておふろ掃除をしました。きれいになったのでうれしかったです。
・いとこと夏祭りに行きました。金魚すくいが楽しかったです。
・朝早起きしてラジオ体操をしました。ねむかったけれど、早起きできてよかったです。
・家族で温泉に行きました。お湯が熱かったけれども気持ちよかったです。
・家で先生とオンライン学習をしました。算数の勉強が楽しかったです。
・家でお母さんとなわとびをしました。ぼくの方がたくさんとべました。
・お父さんと川で石拾いをしました。宝石みたいなきれいな石が見つかりました。
面白い一言日記
一言日記に面白い内容は必要ありません。書いても読む人は限られています。ですが、楽しみながら日記を書くということはいいことです。気をつけたいことは、面白さを求めるあまり誰かを傷つけないようにすることです。読んだ先生が「くすっ」と感じる程度の内容がいいでしょう。
「○○くんと遊んでいると、犬のフンをふんでいました。くさかったのでみんなで逃げました。」
「弟がクワガタをくれました。よく見ると台所にいる黒いムシでした。ビックリしました。」
書く本人には面白く感じても、読む方が不快に感じる内容は書かない方がいいと思います。
一言日記は提出後どう扱われるのか?
夏休みの宿題全般について言えることなのですが、そもそも提出後はどう扱われるのか調べてみました。
一言日記については、担任の先生が子供の夏休みの様子を把握することに使われます。どんな夏休みを過ごしたのか、先生が知る手掛かりになるのです。ですから先生が読んで、コメント等が書き込まれた後に返却される場合が多いようです。学級のお便りで紹介されたり、教室に掲示されたりする場合もあるようです。
わが家の場合は、約1週間程度で返却されてきました。大きく花丸がついていて、「楽しい夏休みでしたね。」と一言書かれていました。
夏休み終了間際に大騒ぎして仕上げたのですが、そんなに深刻に考えなくてもよかったかも。