小学生の作文「将来の夢」の例文

小学生が苦手に感じる勉強の一つが作文です。

「どんなことを書けばいいのか」
「書きはじめに何を書くのか」

ここが一番悩むところです。

ですが、逆に言えばこの2つがクリアーできれば、作文はグンと楽になります。

「将来の夢」については、卒業文集でもよく選ばれるテーマで、高学年で書くことが多い作文です。小学校1年生には書く機会は少ないかも。

今回は、小学生段階での「将来の夢」の作文の書き方と例文についてまとめてみました。

 

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「将来の夢」の作文の書き方

「将来の夢」の作文は、次の順番で考えて書いていきます。できれば、作文用紙に書く前に、1~5のことについてメモを書いておくとスムーズに進みます。

作文用紙に1~5の順番で書いていけばOKです。最後の具体例を見て頂くとわかりやすいです。1~5の順番で書いています。

作文を5つの短い文章を組み合わせて作っていくイメージです。

【将来の夢の作文の書き方】
1どんな大人になりたいのかを書く
やってみたい仕事 チャレンジしたいこと 目標としている人
2理由を書く
3かなえたいこと1
4かなえたいこと2
5意気込み、決意

それでは、具体的に1~5の書き方を説明します。

どんな大人になりたいのか考える

最初に考えてほしいことは、「どんな大人になりたいのか?」というまさに夢の部分です。
「サッカー選手になりたい」「アイドルになりたい」「ユーチューバーになりたい」
などの夢があるお子さんは、すでに決まっているということになります。

「まだ、どんな仕事をやりたいか決まっていないよ!」という場合には、次のことを考えてみます。

・やってみたい仕事
・チャレンジしたいこと
・目標としている人

やってみたい仕事はわかりやすく選びやすいです。消防士や警察官、先生やスポーツ選手など、自分がいいなと思っているものを選べばいいのです。どんな職業があるのかわからない場合は、いくつか例をだしてあげるとよいでしょう。

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チャレンジしたいこととは、「いつか、こんなことやってみたい!」とぼんやりと考えていることです。「ジャングルを探検したい」「人の命を救いたい」「宇宙旅行がしてみたい」「誰かの役に立ちたい」など、いろんなことが考えられます。一昔では「ゲームをつくりたい」などが多かったです。

目標としている人がいれば、その目標を将来の夢とすることもできます。「イチロー選手や大谷選手のように活躍したい」「エジソンのような発明家になりたい」など、あこがれている人の名前が出てきてもいいですね。「優しい人になりたい」「強い人になりたい」など、生き方もOKです。

最初は何も思いつかなくても、この3つの例を出しながら紹介していけば、いいものが見つかると思います。

理由を考える

どんな大人になりたいのかを最初に考えました。ここが決まれば、その理由を書きます。あまり深く考える必要はありません。

「野球場で見てかっこいいと思ったからです」
「宇宙のことが大好きだからです」
「ものを作るのが大好きだからです」

シンプルな理由で十分です。

次に、その理由をもう少しだけ考えてみます。

「宇宙旅行がしたい」を例にします。

「宇宙旅行がしてみたい」

宇宙のことが大好きだからです

どんなところが好きなのか?
「たくさんの星があるところ」
「未知の世界というところ」
「スペースシャトルがかっこいい」

ここまで考えてみると、文章が書きやすくなっていきます。

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かなえたいことを書く

夢を実現するためにがんばることや自分がかなえたいことを考えて書きます。
先ほどの宇宙旅行を例にしてみます。

夢を実現するためにがんばることとしては、「宇宙の本をたくさん読んで勉強する」「望遠鏡で観測をする」「いろんな勉強をがんばり、体もきたえる」などが考えられます。

自分がかなえたいこととしては、「宇宙ステーションで生活したい」「月に行きたい」「宇宙から地球をながめたい」などが考えられます。

理由の次に、このように具体的な内容がくるとステキな作文に仕上がっていきます。

意気込みや決意でしめくくる

最後は意気込みや決意を書きます。

「わたしは絶対に夢を実現してみせます」
「自分でできる宇宙の研究をがんばります」
「宇宙や科学のことをたくさん勉強します」

これで作文は終わりとなります。

小学生が参考にできる将来の夢の具体例

【スポーツ系】
・野球選手になりたい
・サッカー選手になりたい
・水泳選手になりたい
・バスケットボールの選手になりたい
【テレビ系】
・お笑い芸人になりたい
・女優になりたい
・アイドルになりたい
・テレビに出たい
・気象予報士になりたい
【人気の職業系】
・ユーチューバーになりたい
・消防士になりたい
・先生になりたい
・保育園の先生になりたい
・ケーキ屋さんになりたい
・お花屋さんになりたい
・病院の先生になりたい
・弁護士になりたい
【チャレンジ系】
・オリンピックに出場したい
・宇宙旅行に行きたい
・ジャングルを探検したい
【目標系】
・誰かの役に立てる人になりたい
・お父さんのようになりたい
・お母さんのようになりたい
・エジソンのような発明家になりたい

 

書きはじめの例

「将来の夢」の作文の書きはじめは、シンプルなものから工夫を凝らしたものまで考えられます。いくつか使えそうな書きはじめを紹介します。

・ほくの将来の夢は、「〇〇」になることです。
・わたしには、かなえたい夢があります。
・わたしがあこがれているのは、○○です。
・ぼくは、○○(スポーツなど)が大好きです。将来は、プロになりたいです。
・ぼくのお父さんは大工さんです。ぼくも大人になったら、父のような~。
・テレビの宇宙番組を見て、宇宙飛行士になりたいと思いました。

 

将来の夢の例文

【将来の夢 400字】
タイトル(題名)「宇宙旅行に行きたい」ぼくの将来の夢は、宇宙旅行に行くことです。なぜ宇宙旅行に行きたいのかというと、宇宙が大好きだからです。宇宙にはたくさんの星があり、まだ人が発見していない謎や不思議がたくさんあるのです。ぼくは、宇宙に行って、不思議なことを研究したいです。テレビで見たスペースシャトルがかっこよかったのも理由の一つです。
ぼくは宇宙旅行という夢をかなえるためにがんばっていることがあります。それは、宇宙の本を読んで宇宙の勉強をすることです。難しいことも多いけれど、がんばって読んでいます。これからは、お父さんから買ってもらった望遠鏡で宇宙の観測も始めます。
大人になり、この宇宙旅行に行くという夢がかなったときは、自分の目で宇宙から地球をながめてみたいです。テレビや図鑑で見るよりも何倍も美しく見えると思います。そして、できれば月まで行ってみたいです。
ぼくは、絶対に宇宙旅行という夢を実現してみせます。

ここまでで397文字です。お子さんの作文の参考にしていただけるとうれしいです。
がんばって「将来の夢」の作文を書きあげてください。

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