小学生の子供が授業中に発表できない!手を挙げられないのは苦手だから?

 

小学生の子供を持つ親として、授業参観で子供が手を挙げて発表している姿を見ることはうれしいものです。

ですが、手すらあげない子供を見る機会は多いですよね。発言できない理由は様々ですが、もう少し授業や勉強に積極的になってほしいと思うのは親の心です。

実際、授業中に手をあげて発言する子の方が成績はよくなります。

発表できない小学生の原因と対策について調査しました。結論は、正しい方法で練習すれば発表できる子になるということです。

 

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小学生で授業中に発表・発言ができない原因

小学生の時期は一番元気がいい時期と言っても過言ではありません。遊びもスポーツも、とにかくやる気にあふれている時期です。しかし、小学校の授業になると、急に静かになってしまう子供が多いことも事実です。

家ではおしゃべりが止まらない子が、授業中は静かに座って、どこにいるのか分からない状態です。

「誰か分かる人は?」と先生から聞かれても、何の反応もしません。いつもの勢いで発表して欲しいところですよね。

授業中に発言・発表ができない原因はこちらです。

・はずかしい
・理解できていない
・何をどう言えばいいか分からない
・周りからバカにされる
・言わなくても大丈夫と考えている
・誰かが発言するだろうと思っている

1・2・3年生の低学年の時期では、言い方が分からないこと理解できていないこと言わなくても大丈夫と考えていることが多いです。

4・5・6年生の高学年になると、はずかしい誰かが発言するだろう言い方が分からないといった理由が多くなっていきます。

はずかしいなどの感情は、子供が成長していく過程で必ず出てくる感情ですから仕方ありません。周りからバカにされるという理由は、クラスの雰囲気がよくないだけです。発言した子が周りから認められるという雰囲気を作り上げる先生の力量に期待するしかありません。

全学年で共通して多い理由が、「何をどのように言えばいいか分からない」ということです。

手を挙げられないのは苦手だから?

手を挙げられないのは苦手だからという理由だけではありません。何をどのように言えばいいのか分かっていないからです。授業中の発表は、子供達がいつもの会話で使っている言葉とは少し違う言い方をしなければいけません。

「ぼくは、~だと思います。」
「こうき君の考えに賛成です。」など。

友達や家族と、こんな話し方をする子はいないでしょう。小学生にとっては、学校の授業中にしか使わない言葉です。

子供にとっては上手く使えない、もしくは不安が大きいのです。

もちろん、はずかしがり屋な性格など、子供自身の性格にもよると思います。

ですが、これだけは言えること、それは、発表の練習をすれば、少しずつ発表できるようになるということです。

「授業中に発表する練習をしていけば上手になっていくよ!」
「とにかく発表してごらん!」
「間違えてもいいから!」など

これは間違いです。

そもそも発表できないのに、いきなり授業中に発表練習をするなんて、子供の側からは考えられません。ハードルがかなり高すぎます。

それでは、どのように発表練習はしていけばいいのでしょうか。次にまとめます。

発表できるようになるトレーニング・練習法

発表練習には順番があります。

①一人で発表練習
②二人で発表練習
③得意な教科で発表してみる
④他の教科でも発表してみる

①②は家で練習します。③④は学校で練習します。毎日5分でいいので、少しずつ練習すれば必ず発表は上手になっていきます。

少し詳しく練習方法を説明します。

①一人で発表練習をする(家庭で)

小学校の発表の仕方には「きまり」のようなものがあります。

「わたしは~だと思います。」「どうですか?」などです。

学校によって変わってきますが、1・2年生は答えのみを発言する場合が多く、3・4・5・6年生では答えと理由を発言することが多いです。

ということで、まずは家で言い方の練習をします。紙に次のように書いて子供に渡します。そして、毎日5分間声に出して言う練習をします。

「はい!」
「ぼくは○○だと思います。」
「理由は~だからです。」

簡単な問題を準備しておいてあげればいいですね。

【練習用例文】
問題:10と8、どちらが大きいですか?
「はい。ぼくは10だと思います。理由は、10は8よりも2大きいからです。」
問題:20円と50円、どちらが多いですか?
「はい。ぼくは50円だと思います。理由は、50円は20円よりも30円多いからです。」

発表の仕方の練習をするだけですので、簡単な問題がいいです。紙に書いてある言葉を読んで練習するようにします。

②二人で発表練習

ここからは親子で練習していきます。親が問題を出し、子供が手を挙げて発表する練習です。問題はいろいろな答えが考えられるもの、子供がおもしろいと感じるものを出すようにします。次のように練習します。

母:「ラーメンとちゃんぽん、どちらが美味しいですか?」
子:「はい。ぼくはちゃんぽんです。理由は、野菜がたくさん入っていて栄養が多いからです。」

あくまでも発表練習ですので、答え方が重要です。答える内容はある程度認めてあげましょう。

【練習用例文】
問題:子供に宿題は必要だと思いますか?
「はい。必要だと思います。理由は、家で復習することで、勉強が分かるようになるからです。」
「はい。必要ないと思います。理由は、自分で勉強することが大切だと思うからです。」
問題:本を読むことは大切だと思いますか?
「はい。大切だと思います。理由は、本を読むことでいろんなことが分かるからです。」
「はい。大切ではないと思います。理由は、本以外からでもたくさんのことを学べるからです。」

答えが正しい必要はありません。発表の仕方ができているか、親子でチェックしながら楽しく練習できればいいですね。

③④は学校での練習になります。①②を家でしっかりと練習してからの③④ですので、①②を大切にしてください。学校から帰ってきて、発表出来ていた場合はカレンダーにシールを貼っていくなど、お子さんのがんばりが見えるように工夫すれば、やる気もアップすると思います。

発表は発表練習をすることで上手になっていきます。発表の仕方が身についていけば、きっとお子さんは今よりも授業中に発表するようになることでしょう。親子

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