小学校の社会科の勉強は、現在3年生から始まります。3年生では、自分たちの学校の周りのことを勉強していきます。近くの公園や図書館、郵便局などの勉強をしていくのです。
3年生の教科書を読んでみると、内容は分かりやすくまとめてあります。しかし、社会が苦手なお子さんは意外と多いのです。
社会が嫌いな子供が多いわけではありません。社会のテストの点数が低い子供が多いのです。なぜテストの点数がよくないのか?
それは、勉強のポイントが分かっていないことと、覚えるべきことを覚えていないことが原因です。苦手な社会は、3つのステップで勉強していくことで克服できます。小学校の社会の勉強方法について、塾での勉強方法を紹介します。
社会のテストの成績が悪い原因
小学生で社会のテストの成績がよくない原因は一つです。
「社会の勉強をしていない!!」
特に家庭で社会の勉強をしていない場合が多いです。「でも、学校で勉強しているのでは?」と思われるかもしれません。
確かに社会は学校で勉強します。しかし、学校では「教えてもらっている」のです。教科書を見たり、先生の話を聞いたりしながら、勉強内容を教えてもらっているのです。その時分かっても、時間が経てばすぐに忘れてしまいます。
特に学校では、大切なポイントを覚える時間が圧倒的に不足しています。場合によっては、教えるだけで覚える時間0のクラスもあるかもしれません。
さらに、宿題で社会のプリントが出ることは少ないはずです。ですから、家で社会の勉強をしないという子供が多くなります。社会の勉強で大切なのは、ポイントを理解することと覚えることです。家で勉強していないのならば、ポイントも覚えるもありません。テストでよい点数が取れないのは当たり前なのです。
社会のテストの点数が悪い最大の原因は、家での勉強不足なのです。
ですが、逆に言えば「家で勉強すれば社会のテストはよくなる」ということでもあります。社会のテストの点数を上げる勉強方法を紹介します。しっかりと取り組めば効果抜群です。
家庭でできる社会の3つのステップでの勉強方法
まず最初に、どうしても社会の問題集は1冊必要になります。近所の書店やネットで購入してください。高価で分厚いものは必要ありません。子供がやる気をなくしてしまいます。安くて薄い問題集で十分です。お子さんの学年だけは間違えないように購入しましょう。例えば小学校3年生の場合はこちらのようなものです。
またはこちら
教科書ワークの場合は、お子さんの社会の教科書の出版社を確認して購入してください。紹介しているのは「東京書籍」版です。「教育出版」版等ありますので、ご注意を。
4年生、5年生、6年生も同じシリーズがあるのでおすすめです。しかも5分程度で終わりますから、子供も苦痛に感じません。むしろ早く終わるので喜んで勉強するはずです。
それでは3つのステップでの勉強方法を紹介します。
【ステップ2】大切だと感じたことを覚える(5分間)
【ステップ3】問題集を1枚解く(5分間)
「なんだ!普通じゃん!!」そう思われたかもしれません。
勉強方法の基本中の基本の勉強法です。小学校の社会は、この方法で必ず得意になっていきます。しかも正攻法の勉強方法ですから、他の教科にも生かせます。裏技的な勉強方法はおすすめしません。確実に学力をつけていく勉強方法をおすすめします。
少し詳しく説明します。
音読は勉強で超重要な方法です。最初は意味不明でも、同じところを3回、4回と読めばどうでしょう。10回では?早い子は4~5回で内容を覚えてしまいます。ポイントはページを決めることです。2~4ページ読むようにします。長すぎると続きません。社会に自信がつくまでは、毎日2~4ページ読むようにします。
「どこが大切なのか分からない!」というのがよくある質問です。結論から言うと、お子さんが大切なことかなと感じたことを覚えればいいです。これはポイントをつかむ練習でもあります。本当に大切なことは、ステップ3の問題で出てきます。ですから、ここでは大切だと感じたことを何でもいいので覚えさせます。5分間の記憶の練習です。時間を短く決めておくことが長続きのコツです。
1枚切り離してプリントとして使います。5分間もかからず終わりますので、〇つけとやり直しまで含めて5分間です。読んで覚えたところの問題を解かせるようにしましょう。
苦手な社会は1日15分間の勉強で克服
紹介してきた3つのステップで勉強することで、苦手な社会は1か月間もしないうちに克服できます。大切なことは短い時間の勉強を毎日続けていくことです。社会の教科書の文章にも慣れますし、内容も覚えていきます。