小学生の夏休みの勉強方法!少しの工夫で勉強が大好きに!

お子さんが勉強好きになるには、勉強が今より少しできるようになる必要があります。夏休みは、実はお子さんの学力アップの大チャンスです。

少しの工夫で、2学期からの勉強が楽しくなります。小学生の夏休みにおすすめの勉強方法を紹介します。

ここで分かること!
・夏休みの勉強の計画の立て方
・各学年の夏休みの勉強方法

 

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夏休みの勉強は計画がとても重要

夏休みは一番長い休みです。お子さんにしっかりと勉強させるには、計画が重要です。小学校では、朝10時までは家庭で過ごすように決めてある学校が多いです。

これを利用して、10時までは家で勉強する時間とします。

毎日の家での勉強時間を決めることは、お子さんの生活リズムを整える上でも大切なことです。

おすすめは8時から10時までの2時間です。

全学年同じ時間で十分です。早く終われば読書や工作をするようにすればいいのです。この2時間は勉強する時間だということを確実に決めて、夏休みを迎えるようにしましょう。

夏休みの学習は宿題だけでいいのか?

夏休みは、お子さんの学力をアップさせる絶好に機会です。宿題だけでは不十分です。もし、夏休みの学習が宿題だけだった場合、お子さんの勉強は他のお子さんと同じ分だけということになります。

夏休み前のお子さんと、夏休み終了後のお子さんを想像してみてください。

宿題だけの場合、お子さんの学力はさほど変わりません。なぜなら、宿題は「最低限の1学期の復習」だけなのです。嫌々宿題をする場合は、復習の効果も薄くなってしまいます。頭に入らない状態です。

ですが、1日30分間の宿題以外の勉強を続けるとどうでしょうか。夏休みが30日の学校では、900分間多く勉強したことになります。夏休みが40日の学校では、1200分間多く勉強したことになります。この差は大きいです。

1日30分間の勉強であれば、お子さんの負担にはなりません。もっと時間を増やして60分でも大丈夫と思います。せっかくの夏休みです。たくさん遊び、少し勉強する期間にすることをおすすめします。

夏休みの勉強計画と時間

夏休みの勉強時間は、宿題の時間も入れて8時から10時までの2時間がおすすめです。全学年同じなのですが、時間の割り振りと内容が変わってきます。学年に合った夏休みの計画を立てましょう。小学1年生から6年生までの例を紹介します。無理せず宿題も終わり、しっかりと勉強できた状態で2学期が始まるので、勉強も楽しくなります。

繰り返しますが、重要なことは「2時間は勉強時間」と決めることです。ここは絶対約束しておきましょう。

小学1年生の勉強計画

8:00~8:30 宿題をする
8:30~9:00 問題集をする
9:00~10:00 読書や工作など

「小学校1年生からがんばらなくても…」と思ったりしますが、そうではありません。1年生では、夏休みは10時まで勉強するものだという意識をもたせます。

1年生は宿題自体が少ないですから、毎日30分ずつ宿題をすれば、早めに全部終了します。

家族旅行等の予定もあるかもしれませんから、この計画通りにいかない日も多いです。1年生にとって、基本的な生活時間を決め、守れるように支えていくことが大切です。

問題集は、1年生用の簡単なものを選びましょう。国語と算数で十分です。書店で手に入ります。


小学2年生の勉強計画

8:00~8:30 宿題をする
8:30~9:00 問題集をする
9:00~10:00 読書や工作など

2年生も宿題の量自体は多くありません。しかし、「プリントが30枚あるから1日1枚終わらせる」というようなことはしない方がいいです。勉強時間を30分間程度に決めて、2枚3枚、どんどん先に進めさせましょう。

宿題は、じっくり取り組めばいいものではありません。

宿題が早く終わった場合、かけ算九九を覚えさせるようにしましょう。まだ勉強していなくてもOKです。必ず覚えることになるものなので、早めに覚えておくことはお子さんの自信につながります。

2年生では、宿題後の15~30分間の問題集の時間を大切にします。1年生と同様に、2年生用の国語と算数の問題集を近所の書店で購入してください。この問題集を毎日続けていきます。


決して自分で〇つけをさせません。2年生はまだ自分で勉強を進める力が十分についていないからです。親が〇つけをします。間違ったところは、子供にやり直させましょう。ここで学力がついていきます。

もし、日中親が勉強をみれないのであれば、帰宅後に〇つけをしてあげるなど工夫すればいいのです。親が〇つけをしてくれるのは、子供は意外とうれしいものです。親が〇つけをすることで、お子さんの勉強の進み具合もよく分かるようになります。

小学3年生の勉強計画

8:00~8:40 宿題をする
8:40~9:10 問題集をする
9:10~10:00 読書や工作など

3年生から宿題の量は徐々に増えてくることが多いです。家での勉強時間の目安は、学校に登校している平日で「学年×10分」です。つまり3年生なら30分ということになります。これは学校に通っているときの勉強時間ですから、夏休み中は変わってきます。最低でも1時間は勉強してほしいです。

3年生では、理科と社会の勉強が増えます。夏休みに特に頑張ってほしいところは、地図記号を覚えることです。地図記号の勉強は、授業ではそれほど多くはありません。でも、今後の勉強では必ず必要になってきます。お子さんに地図記号の一覧表をつくらせます。そして、夏休みの間机や目につくところに地図記号の一覧表を貼っておきましょう。

夏休みに使用する問題集は、国語・算数・理科・社会、英語を1冊ずつ準備します。毎日5教科はできませんので、1日2教科の勉強をするといいです。

〇つけは親がします。解答用紙も切り離し、親が持っておくようにします。お子さんは、問題を解き、間違えたところをやり直していくとよいでしょう。そうすると、親が勉強状況を把握しやすくなり安心です。

時間がある夏休みに、通信教育を試してみるのもいいでしょう。

3年生へのおすすめはポピーです。ポピーは、5教科を自宅で学べるようにつくられた問題集です。無料のサンプルもありますので、取り寄せてお試しください。

【小学ポピー】

小学4年生の勉強計画

8:00~9:00 宿題をする
9:00~9:30 問題集をする
9:30~10:00 読書や工作など

4年生は夏休みの宿題も多いです。でも、毎日計画的に進めれば、確実に早めに終わります。ポイントは、1日2ページなど決めないで、60分間でどんどん一つの宿題を進めることです。漢字練習なら漢字練習だけ集中して終わらせていきます。バランスよく進める必要はありません。

4年生の夏休みは、都道府県名を覚えるようにします。今後の勉強で、都道府県名は確実に必要になっていきます。地図を使って場所と名前を同時に覚えるようにしていきます。3年生の地図記号と同じように、机や目につくところに貼っておきましょう。

夏休み用の問題集として、国語・算数・理科・社会を1冊ずつ準備します。英語もあればいいです。


準備した問題集を、1日2教科ずつ進めていきます。30分間の内、15分国語、15分社会といった具合です。もしも、学校の授業で進んでいるところまで終わったら、2学期の勉強を予習するようにします。教科書を見ながら問題を解いていけばOKです。問題集の答え合わせは親がするようにしましょう。

小学5年生の勉強計画

8:00~9:00 宿題をする
9:00~9:30 問題集をする
9:30~10:00 読書や自由研究、工作など

5年生はたくさんの宿題が出る場合が多いです。ですが、1日60分間の宿題の時間と、30分間の自由研究等の時間を使えば、宿題は終わります。

毎日必ず続けることが大切になってきます。夏休み最後にラストスパートということにならないようにしましょう。

5年生で重要なのは読解力です。読解力は、文章を読み取る練習をしなければついていきません。

問題集を5冊準備します。国語・算数・理科・社会・読解です。読解力をつけるための問題集は、1回5~10分程度で勉強できる簡単なものが市販されていますので、それを利用します。近くに書店がなければ、ネットで「5年生 読解力 ドリル」で検索すれば見つかります。


5年生からは、ドリルの〇つけは子供にまかせてもOKです。心配なら親が〇つけしましょう。
自由研究は、数日かかるものが多いので、一度に多くの時間をとらずに後半の30分で少しずつ進めていきます。

夏休みの最初の方で、自由研究は何をするのかを必ず決めるようにします。内容を決めておけば、意外とスムーズに自由研究は取りかかります。

読書感想文や工作、絵、習字の宿題も後半の30分間を使って進めていきます。

小学6年生の勉強計画

8:00~9:00 宿題をする
9:00~9:30 問題集をする
9:30~10:00 読書や自由研究、工作など

6年生の勉強時間は2時間で大丈夫なのか?

大丈夫です。でも、中学受験がある場合はダメです。時間は倍以上必要ですし、塾にも通う必要があります。

6年生で重要なポイントは、問題集の時間になります。国語、算数、理科、社会、英語の5つの問題集を準備します。1学期の復習ができるものを近くの書店で準備しましょう。


5教科が1冊になった夏休み復習用の問題集も書店で販売されています。

中学校に向けて通信教育もいいでしょう。おすすめはポピーです。安くて内容がいいです。

【小学ポピー】LP

宿題は、取りかかりやすい夏休みのドリルとプリント集から仕上げていきます。バランスよく進める必要はありません。取りかかりやすい宿題から集中して仕上げていきます。〇つけも、もちろん子供自身がします。ドリルなどが終わったら、習字や自由研究、作文等の宿題を仕上げていきます。

 

家族旅行や登校日、お出かけの場合は?

用事の内容によって、勉強できるようであれば時間をずらして勉強させましょう。例えば登校日です。

夏休み中に学校に登校する日がある学校もあるのです。登校日は午前中が多いので、帰宅後を勉強時間にするとよいでしょう。2時間できなくてもOKとしましょう。

お出かけの場合は、お出かけ前の時間を勉強時間にするといいです。お出かけの時間が早い場合は、帰宅後に作文の時間にすると宿題も一つ片付いていいです。

家族旅行などの場合は、勉強はできません。宿題もしない方がいいです。旅先でのいろいろな経験そのものが、お子さんの貴重な社会勉強です。旅行自体を楽しみ、普段経験できないことに触れる機会を大切にしましょう。

 

家庭学習と宿題の違い

家庭学習とは、家庭での勉強全てのことをいいます。漢字の練習をしたり、読書をしたり、料理の作り方を学んだり、家での学びは全て家庭学習です。宿題は家庭学習の一つです。

家庭学習では先生がいません。親や家族が勉強を教える場合は、その人が先生になりますが、基本的に子供一人で勉強することが多くなります。

宿題は、学校の先生から出されるものです。「しない」という選択はなく、必ずすべきものです。主に学校の勉強の復習が出されます。勉強したことを理解するためのものです。

時々、「親への買い物インタビュー」のような不思議な宿題も出されたりしますが、ほとんどの場合、子供は宿題が嫌いです。

小学生の夏休みでおすすめは、宿題以外の家庭学習を始めることです。これまでに説明してきたように、短時間でも宿題以上の効果があります。

「宿題はすべきもの、家庭学習は学力を伸ばすもの!」

宿題が終わったからといって、十分な家庭学習ができているわけではありません。宿題以外の家庭学習で、周りに大きく差がつきます。

 

まとめ

小学生のお子さんの学力は、宿題+問題集で必ず伸びます。

特に夏休みは、じっくりと家庭学習に取り組めるチャンスです。問題集を買うのにお金が必要ですが、準備してあげてください。毎日のちょっとした勉強の積み重ねで、2学期の勉強がぐんと面白くなるはずです。

親は〇つけが大変ですが、何年間も続くことではありませんので、しばらくお子さんにつきあってあげてください。親子が関わる学習が、本当の家庭教育だと思います。

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