5年生の算数の中でも、小数のわり算は難しい勉強になります。前回は、基本的な小数のわり算のひっ算を勉強しました。今回は、余りのある小数のわり算の計算と文章問題の解き方、およその数(概数)での答えの求め方の勉強です。
ポイントは、小数点を打つところと式の立て方です。そこが理解できると、少しずつ問題が解けるようになっていきます。親が先生、子が生徒です。
まずはプリントを印刷してください。ノートと鉛筆を準備して、プリントを写して勉強していきます。問題ごとに親が少し解説してあげてください。もちろん、これから紹介する記事を参考にしてくださいね。
ノートをプリントにしたものはこちらです。印刷してご利用ください。
➤小数のわり算プリント2
・文章問題の解き方
小数のわり算の勉強 後半
5年生の算数「小数のわり算」の勉強の仕方について説明します。まずは上にあるプリントを印刷してください。実際のノートにポイントをまとめたものになっています。このプリントを、お子さんがノートに写しながら勉強していきます。
パソコンやスマホの画面では見にくいと思いますので、必ず印刷したものをご覧になって以下の文章を読むようにしてください。
目標を書く
最初はタイトルを書きます。タイトルの下に目標も書き込みましょう。今回もノートの左右1ページを1枚のプリントになるようにしています。プリントを写しながら、少し説明をしてあげてください。
今回の目標はこれです。
「小数のわり算の文章問題を解けるようになる。」
今回は、お子さんが文章問題の解き方をマスターすることに力をいれていきます。
余りのある小数のわり算
まずは問題です。ノートに問題を写します。
式を考えてひっ算を書きます。
ポイントは、余りにも小数点がつく場合があるところです。ひっ算を終えたら必ず余りの小数点を確認するようにしてください。
文章問題の解き方【3つのパターン】
文章問題には、実はそれほど多くのパターンがありません。いくつか覚えれば、問題は解けるようになっていきます。基本的な3つのパターンを覚えさせましょう。
必ず問題文の「何を求めるのか」のところに線を引きようにします。
すると、この場合は「何㎏ですか」という問題ですので、式では「~㎏」を割ります。
3.5mと0.7㎏の数字がありますが、0.7㎏が÷の前にきます。
(式)0.7÷3.5=0.2 となります。
問題文の「何mですか」に線を引きます。
この場合は「何mですか」という問題なので、式では「~m」を割ります。
3.5mと0.7㎏の数字がありますが、3.5mが÷の前にきます。
(式)3.5÷0.7=5 となります。
とっておきの文章問題の解き方を紹介します。それは、数字を簡単なものに置き換える方法です。
この問題の場合、どっちをどっちで割ればいいのか悩む場合があります。そんなときには、「3.5→2」「27.3→4」に置き換えてみます。すると問題はこうなります。
このわり算ならば、少し簡単になりましたね。
4÷2=2です。
つまり、1㎏で〇㎡の壁を塗れるペンキがあります。△㎡塗るには何㎏のペンキが必要ですか。という問題では、△÷〇で答えが出ることが分かります。
27.3÷3.5という式が完成するわけです。
(式)27.3÷3.5=7.8
答え7.8㎏
概数で答えを求める方法
概数とはおよその数です。だいたいいくつかということです。
「何㎏ですか」に線を引きます。式は次のようになります。
(式)0.175÷0.3
ひっ算で計算すると、ずっと計算が続きます。途中まで計算して、答えの小数第1位まで〇で囲みます。囲んだ右隣の数を四捨五入します。
勉強のまとめを書く
今回のまとめをノートに書きます。
「〇÷△で、〇の数を考えて式を立てる。」
まずは1つのパターンを覚えることから、文章問題の解き方を練習していきましょう。
まとめ
小数のわり算で難しいところを勉強しました。余りがあるときの計算の仕方、文章問題の解き方、概数での答えの出し方です。
理解できたら、算数ドリルなどで練習問題をするようにしてください。いくつも問題を解いて慣れることも大事です。