勉強の仕方は人それぞれですが、「遊びながら勉強すること」は当サイトではおすすめしません。つまり、大丈夫ではありません!
遊んだり他のことをしながら勉強すること、いわゆる『ながら勉強』なのですが、おすすめしないのには3つ理由があります。
・勉強がついでになってしまう
・身につかない
ながら勉強でも一応は勉強しているので、宿題は終わります。勉強自体は短時間なので集中もします。
ですが、勉強していることが頭に入っているかというと、答えはNOです。勉強はついでなので当然です。
目次
なぜ『ながら勉強』になるのか
いくつか理由があります。
・見たいテレビがある
・周りに人がいて集中できない
・漫画やスマホなど、誘惑する物がある
多いのはテレビやDVDなど、動画を見ながら勉強してしまうことです。あるいは、友達や兄弟と遊びながら勉強してしまう場合もあります。
たいていは普通に勉強するよりも、かなり時間がかかってしまいます。
遊びながら勉強しない5つの工夫
1 勉強する場所をつくる
リビング学習は確かによいのですが、ながら勉強になっている場合はすぐに止めましょう。勉強に集中できる場所を準備します。
リビングの場合はテレビを消し、家族もその時間は静かにするなどの工夫が必要です。
2 遊ぶものを遠ざける
テレビ、ゲーム、スマホ、おもちゃなど、遊んでしまうものを勉強時間は引き離して、目につかないところに置くようにします。
3 親が見守る
お子さんの隣、または目の前で見守ります。お子さんがプレッシャーを感じるようなら、少し離れた場所がいいでしょう。
読書しながらでいいので、勉強をサボっていないか見守るようにします。あまり口出しはしないほうがいいです。
4 ノルマをつくる
お子さんが「今日はこれだけ勉強すればいい」というノルマをつくります。プリント1枚、問題集2ページなどがわかりやすいと思います。
ノルマが終わると遊んでいいようにします。
5 ごほうびシートを使う
マスが10くらいある紙を準備し、できた場合はシールやスタンプを押してあげます。10個貯まるとお楽しみがあることを伝えておけば、お子さんははりきって取り組みます。
ごほうびは、一緒にお出かけや好きなおやつを準備する程度にします。高価な物を買い与えるのはダメです。
大切なのは「短時間の集中」を続けること
「できた!」という経験、「がんばった!」という充実した気持ちは、子供の満足につながります。
6年生だからといって、いきなり家で60分間勉強させることはダメです。1~2日間はできるかもしれませんが、長くは続きません。
まずは10分間の集中した勉強から始めることをおすすめします。
10分間あれば、簡単なプリントを終わらせることができたり、漢字を覚えたりできます。
短い時間でも、「できた!」が感じられるのです。お子さんには、その時間をがんばったという満足感もあります。
たった10分なのですが、10日間続けば100分です。30日間続けば300分(6時間)です。
30回の「できた!」は、間違いなくお子さんの自信を育てます。集中して勉強するという感覚も身についていきます。
そうすれば、勉強時間は自然と10分から15分、20分、30分…と増えていきます。そのタイミングで必ずほめてあげましょう。さらに伸びていきます。
遊びながらの勉強はやめさせて、10分からの集中した勉強をさせるようにしましょう。