小学生の日記の書き方【文例集】宿題にどうぞ

小学生が苦手なものの一つに作文があります。日記は作文の一つです。

「何をどう書けばいいのか分からない」
「書き方に自信がない」
「書き出しがわからない」

そういった理由で苦手に感じている小学生は多いです。一番悩むところは書きはじめです。最初の部分を書けると、意外とすらすら書ける子も多いです。

ここで分かること!
・日記の書き方
・小学生の日記の例文

一言日記の場合はことらをどうぞ
>>小学生の夏休みの一言日記の書き方【文例集】宿題にどうぞ

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小学生におすすめの日記の書き方のコツ

小学生の日記の書き方には3つのコツがあります。難しいことではなく、何となくでも覚えればスムーズに書くことができるようになっていきます。

【コツ①】何を伝えるのか最初に決める

最初に日記に書くことを決めます。お出かけしたことなのか、行事やイベントのことなのか、何気ない生活の中の出来事なのか。

「だれが」「どうしたこと」という形で伝えたいことを決めます。これが日記の題名になります。そして、この後書きやすくなります。

【例】
・ぼくが買い物に行ったこと
・家族で海水浴に行ったこと
・お母さんと買い物に行ったこと
・アリがお菓子を運んでいたこと
・わたしが気球を見たこと など

【コツ②】書き出しは選ぶ

最初に何を書くか、0から考えると大変です。日記の場合には、書き出しにパターンがあります。いくつかのパターンから、書き出しを選ぶようにするとスムーズに書けるようになります。

【書き出しのパターン】
・ぼくは昨日~に行きました。
・わたしは、日曜日にお父さんと水族館に行きました。
・ぼくは○○をしました。
・「ドッカーン!ドッカーン!」これは、夏祭りの花火の音です。
・「赤色がいい!」わたしは一番きれいだった赤色のワンピースに決めました。
・土曜日の夕方、親戚のおじさんが家に来ました。
・動物園でサルを見ました。
・雨だったので一日家で過ごしました。妹がお絵かきをしていたので、一緒に絵をかきました。
・今日の夕飯は、ぼくの好きな料理でした。何だかわかりますか。
・学校から帰ってくると、テーブルの上にメモが置いてありました。
・〇月〇日に家族で海に行きました。
・「ありは力持ちだ!」自分の体よりも大きいものを軽々と運んでいくからです。
・「あれは何だろう?」空に浮かぶ細長い風船みたいなものが見えました。

コツ①をそのまま書き出しに使ってもOKです。最初に何のことなのか書いておけば、その後の文章も書きやすくなります。

会話「」から始める書き出しもあります。音や会話、つぶやいたことを「」の中に書いていきます。そのときの様子などを説明すれば書き出しになります。

その日の出来事や、自分の目に映ったことを書きだしにすることもできます。

【コツ③】項目を立てると楽に書ける

日記を書くときには、2~3の項目を立てて書くようにすると、スムーズに最後まで書きあげることができます。

項目と聞くと、何だか難しそうに感じますが、「書きたいこと」のことです。この日記で、これは伝えたいなと思ったことが項目ということになります。

例えば「魚つり」です。こんな項目が2つできました。

・書き出し(ぼくは土曜日にお父さんと魚釣りに行きました。)
・項目1:遠くの海まで行ったこと
・項目2:何も釣れなかったこと
・おわり

項目は日記を書く紙の端の方に書くか、メモ用紙に書きます。項目を立ててみると、どんなことを文章で書けばいいのかイメージできるようになるので、日記を書きやすくなります。2つの項目のことを少し詳しく紹介するように書けばいいです。

 

小学生のための日記の例文

それでは、3つのパターンに分けて日記の例文を紹介します。

お出かけしたことを伝えたい日記

コツ③で紹介した魚釣りに出かけたときのことを日記にしてみます。

題名「何も釣れなかった魚釣り」
ぼくは土曜日にお父さんと魚釣りに行きました。朝の5時に家を出発したので、とても眠たかったです。お母さんは家で留守番です。
どこに魚釣りに出かけたのかというと、海です。お父さんが「車で2時間もかかるぞ。」と言っていたけれど、本当に2時間くらい車に乗っていました。海は遠いなと思いました。海に着くと、水がとてもきれいだったので驚きました。大きな魚が釣れるかもしれないと、何だかワクワクしました。
お父さんがエサの付け方を教えてくれました。そして釣り始めました。何度か魚がエサを食べていました。でも、なかなか釣れませんでした。もうあきらめて帰ろうとしたときのことでした。ぼくの竿がグーンと大きく曲がりました。あわてて竿をつかみましたが、何も釣れていませんでした。「今日はあきらめて帰ろう。」とお父さんが言ったので帰りました。
魚は釣れなかったけれども、海で遊んだので楽しかったです。
題名「博物館で恐竜の化石を見た」
わたしは日曜日に父と博物館に行きました。博物館では恐竜展が開催されていて、いろいろな恐竜の模型が展示してありました。わたしが一番驚いたのは、ティラノサウルスという恐竜の大きさでした。映画で見たものと違って、目も口も歯も予想以上に大きかったのです。
体験コーナーでは、化石の発掘体験ができました。わたしは「化石が見つかるといいな」と思って挑戦しました。グルグルと巻いた模様のアンモナイトという貝の化石を見つけました。家に帰ってアンモナイトについて調べてみることにしました。
いつか機会があれば、また化石発掘に行きたいです。

 

行事やイベントのことを伝えたい日記

題名「夏祭り」
「ドッカーン!ドッカーン!」
これは、夏祭りの花火の音です。毎年、祭りの最後に打ち上げ花火があります。きれいな花火がいくつも上がるので、わたしは花火が大好きです。
今年の夏祭りは、おじいちゃんと弟と行きました。出店がたくさんあって、何を買おうか迷いました。かき氷とたこやきをおじいちゃんが買ってくれました。たこ焼きは弟といっしょに食べました。大きなタコが入っていておいしかったです。
金魚すくいを弟がしました。大きな金魚をすくいたいとねらったけれど、逃げてしまいました。でも、お店の人が同じくらい大きな金魚をくれたのでよかったです。また来年も夏祭りに行きたいです。

 

生活の中の出来事を伝える日記

題名「妹とお絵かき」
日曜日が雨だったから、わたしは一日中家にいました。家の中には、お母さんと妹とわたしの3人がいました。妹はお絵かきをして遊んでいました。
「何をかいているの?」
わたしが聞くと、雨の絵をかいていると言いました。おもしろそうだったので、わたしもいっしょにお絵かきをしました。窓から庭に雨が降っているのをながめて、絵をかきました。色えんぴつで色をぬりました。妹も上手にかいていました。できあがった絵は、お父さんが帰ってきて見せました。
「上手にかけているね。」
ほめてくれました。うれしかったです。
題名「プールで泳いだこと」
土曜日にお父さんの仕事が休みだったので、二人でプールに行きました。家の近くの市営プールに行きました。
プールについて驚きました。人がたくさんいたからです。大きなプールも、小さなプールも、どのプールも人でいっぱいでした。特に多かったのは、すべり台があるプールでした。すべり台の後ろにある階段に、長い行列ができていました。
ぼくは、お父さんに泳げるようになったところを見せたかったので、大きなプールに入りました。
「お父さん、見ててよ。ぼく向こうまで泳ぐから!」
ぼくは、お父さんにそう言って、25mをクロールで泳ぎました。と中で、水を少し飲んで苦しかったけれども、がんばって泳ぎました。25m泳ぎおえると、お父さんが、
「すごいぞ。じょうずに泳げていたぞ。」
大きな声でほめてくれました。とてもうれしかったです。お父さんと競争したり、水中でじゃんけんをしたり、とっても楽しいプールでした。また行きたいです。
題名「オンライン授業がはじまったこと」
今日から、学校のオンライン授業が始まりました。休校で、ずっと友達や先生と会っていなかったので、たのしみでした。
時間になったので、お母さんといっしょにタブレットの準備をしました。画面に先生の顔がうつりました。友達の顔もうつりました。みんなと会えたので、とてもうれしかったです。
先生が、「みなさん、元気にすごしていますか。」と言いました。
ぼくは、「元気です。」と答えました。
先生の話を聞いて、オンライン授業は終わりました。明日も楽しみです。

 

文章は例文ですので、必要に応じて修正してください。

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