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小学生の作文練習方法!書く力を家庭でつけていく例【高学年】

作文が苦手な小学生は多いです。作文が好きなお子さんは少ないかもしれません。ですが、作文は書く練習をしていけば上手になっていきます。小学校の高学年向けの作文練習方法を紹介していきます。

 

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小学生の作文練習方法【論文や面接でも使える作文】

作文が上手になっていく近道は、一つの形をマスターすることです。「こんな書き方をすれば上手に作文が書ける」という自信がついたとき、お子さんは作文が得意に感じていくことでしょう。

小学校の作文では、3・4・5・6年生どこでも全体を3つに分けて書くように指導してあります。これは教科書に載っています。

中学年では「はじめ・なか・おわり」、高学年では「序論・本論・結論」です。言葉は違いますが、作文の書き方は同じです。これからマスターしていく作文の書き方は、作文を3つの部分に分けて書くという方法になります。

作文は、書けば書くほど上達していきます。ただ何となく書いていたのでは、残念ながら上達しません。全体を3つに分けて書くことで「考えて書くこと」をマスターしていきます。

毎日書く必要はありません。1週間に1回、作文を書く時間を家庭でとるようにしていけばいいです。時間は慣れるまでは60分間はかかると思います。それでは練習方法です。

①週に1回、家で作文の時間をつくる
②最初は原稿用紙(400字)1枚から始める
③段落を3つ作る(3つの部分に分ける)
④最後に読み直してみる

1~2回の練習では、作文を書く力はついていきません。でも、5回、10回と練習を続けていけば、作文は確実に上手になっていきます。それでは、実際にどのように作文を書いていくのか、次に説明していきます。

 

書く力を家庭でつけていく例【高学年】

現在の小学校では、作文はどのように教えられているのでしょうか。教科書や学習指導要領をもとに実際の授業や作文指導について調べてみました。

まず学習指導要領です。これは文部科学省から出されている「きまり」のようなものです。全国の小学校では、学習指導要領をもとにして授業が行われています。学習指導要領では、書くことについて次のように書かれています。

5・6年生の書くことの目標
「目的や意図に応じ,考えたことなどを文章全体の構成の効果を考えて文章に書く能力を身に付けさせるとともに,適切に書こうとする態度を育てる。」

何となく分かりにくい文章ですが、ポイントは構成を考えてというところだと思います。なんとなく書くのではなく、読む人が分かりやすいように書くことが大切だということです。

6年生の教科書では、作文を次のように教えてあります。

まず何について書いていくのかを考えます。「将来の夢」や「尊敬する人物」「町の未来」「6年間の思い出」など、何についてかいていくのかを決めるのです。これをテーマといいます。テーマが決まれば、それを題名にします。変えてもOKです。

書いていく作文全体を3つに分けて書いていきます。3つの部分は序論・本論・結論の3つになります。

序論・・・意見など、自分が伝えたいことを書く
本論・・・理由や根拠などを分かりやすく説明を書く
結論・・・願いや思いを書く

それでは「将来の夢」をテーマにして作文を書いていく例を紹介します。

すでにテーマは「将来の夢」に決めていますので、題名を考えます。将来の夢は小学校の先生だとします。ですから題名は、「将来は学校の先生になりたい」とします。題名は、作文の内容が分かりそうなら何でもいいです。

次に作文を3つに分けて書きます。序論・本論・結論です。3つの部分で、どんなことを書くのかを決めます。

序論・・・将来は小学校の先生になりたいこと
本論・・・なぜ先生になりたいと思ったのか
結論・・・誰かを元気にできる先生になるということ

大体どんなことを書くのか決めたら、実際に作文を書きます。

題「将来は学校の先生になりたい」

ぼくの将来の夢は学校の先生になることです。いろんな学校の先生がありますが、ぼくが目指すのは小学校の先生です。3年1組や4年3組の先生など、クラスの担任の先生になりたいです。
ぼくが小学校の先生になりたいと思ったことには理由があります。ぼくが3年生のときの体育の授業中の出来事です。水泳の授業でしたが、ぼくは泳げないので正直嫌でした。クロールの練習が始まった時、ぼくは水をたくさん飲んでしまい、おぼれそうになりました。すると先生が、「大丈夫。練習すればきっと泳げるよ。いっしょに練習しよう。」と言ってくれました。それから体育の時間は、先生はぼくに泳ぎ方を熱心に教えてくれました。1学期が終わるころ、とうとうぼくは25mをクロールで泳げるようになりました。先生は、「努力を続けたからできたんだよ。すごいね。」とほめてくれました。ぼくが一番うれしかったのは、先生がいつもいっしょに練習してくれたことです。
誰かの役に立てる人になりたい。先生のようになりたい。だからぼくは小学校の先生になりたいと思います。子供が苦手なこと、できないことをいっしょにがんばるような先生になりたいです。夢を実現するために勉強をがんばります。

3つの部分は、段落で分けてあります。練習を続けていくと、どんなことを書けばいいのかコツが分かってくるので上達していきます。

それでは、練習にピッタリなテーマを紹介します。

 

高学年にピッタリな作文練習テーマ

5年生や6年生の家での作文練習にピッタリなテーマです。1週間に1つ程度書いていけば、どんどん上達していきます。

・将来の夢
・6年間の思い出
・5年生の思い出
・尊敬する人物
・町の未来
・友達の大切さ
・成長したわたし
・自分の長所と短所
・自分の伸ばしたいところ
・がんばったこと
・わたしの好きなこと
・お手伝いをしたこと
・友達の長所と短所
・わたしの家族
・好きなテレビ番組
・わたしの趣味
・チャレンジしてみたいこと
・最高の出来事

楽しみながら作文を続けたいなら、面白いテーマもおすすめです。

・鉛筆とシャープペンシル、どちらがすばらしい?
・カレーとラーメン、どちらがすばらしい?
・みかんとりんご、どちらがすばらしい?

身の回りにある二つのことを、どちらがすばらしいかと比べるテーマです。答えはどうでもいいです。理由や根拠を書きながら、最後に結論が書けるようになるトレーニングにはもってこいのテーマです。時々入れると、作文がぐっと面白いものに感じることでしょう。

作文は続けることで上達していきます。少し大変ですが、親がテーマを決め、1週間に1回書く時間をつくりましょう。

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