小学生のころに習い事はしないほうがいい?習い事のメリット・デメリット

「習字を習いたい!」
「ピアノ教室に行きたい!」

子供にとって、習い事は一つのあこがれです。

うちの子も、「ダンスを始めたい!」なんて、よく言っていました。

小学生の頃に習い事は必要なのでしょうか?しないほうがいいのでしょうか?

 

結論から言うと、私は習い事は必要だと思います。何か一つでよいので、習い事を始め、続けることをおすすめします。

まずは、習い事が必要な根拠をお伝えします。習い事のメリットです。

習い事のメリット(いいところ)

小学生の頃から習い事を始めるよさとして、次のようなことが考えられます。

・心も体も柔軟なので、教えられたことを素直に受け入れる。
・子どもは上達が早い。
・子どもの特技の一つとなり、自信になる。
苦手意識を持つ前にスタートできる。
・スタートが早ければ早いほど、長く続けられる。

まず、心も体も柔軟なので、教えられたことを素直に受け入れるという点ですが、子どもは正直で素直です。素直な時期には、教えられたことはどんどん吸収します。

これは、子どもの脳が急激に発達している段階にあるからです。まるでスポンジが水を吸い上げるように、教えられたことを吸収し、身につけていきます。ですから覚えも上達も大人より早くなります。

いわゆる早期英才教育ということです。まあ、そんなに鍛えなくてもいいのですが。

習字やピアノ、英会話など、多くの習い事は将来の子どもの特技となります。一つのことが他人よりできるようになると、そのことに自信を持つようになります。

何もできない自分に「自信を持て!」と言われても、決してお子さんは自信を持つことはできません。自分にとって「できた!」「褒められた!」などのプラスの出来事があったときに自信を持つのです。

これは習字やピアノなどの文科系の習い事だけではありません。サッカーやスイミング、ダンスなどの体育系の習い事も同じです。

だからといって、あまり数を増やすことはおすすめしません。子供が無理をしてしまいます。一つか二つの習い事がベストだと思います。

勝ち負けの経験もできる

習い事にもよりますが、試合やコンクールがあるものは、「勝ち」「負け」の経験ができるところも魅力の一つです。

子供の日常生活の中で、大勢の人の前で試合をしたり、演奏したりする機会はほとんどありません。ふだん公園で友達と遊ぶときとは、まったく違った緊張感を味わいます。

試合やコンクールには、必ず勝敗があります。勝ったときの喜び、負けたときのくやしさを勉強しておくことは、将来において大きな意味をもちます。

負けて喜ぶ子供はいません。なぜ負けたのか。どうすれば勝てるのか。どんな練習をしていけば入選できるのかなど、次へのステップにつながる行動を自分から始めます。

このような特別な経験は、習い事でしか味わえない貴重な経験です。

苦手意識をもつ前に始める

上手なピアノの演奏を聴いて、「すごいな。自分もピアノが弾けたらいいな。」と感じたことはありませんか。

私はあります。

ですが、わたしは音楽は苦手でした。そんな私が難しい楽譜を見て、「よし、今からピアノを始めよう。」と考えるのは、ちょっと難しいです。なぜなら既に強い苦手意識があるからです。

この苦手意識は、日常の生活の中で少しずつ自分に蓄積されていきます。ですが、小学生の子どもには、まだしっかりとした苦手意識はありません。苦手意識を持つ前に始めることができるのです。

そして、始めるのが早ければ早いほど、これから習い事を続けていける期間も長くなります。

中学生、高校生になると、毎日の生活が忙しくなり、どうしても習い事に当てる時間が不足していきます。ですから、小学生のうちは習い事をしない方がいいのではなく、比較的ゆったりと時間が流れている小学生の頃に習い事をすることをお勧めします。

習い事のデメリット(よくないところ)

・子どもの時間が制約される。
・費用(お金)がかかる。

メリットがあれば、必ずデメリットもあるわけで、2つ考えられます。

一つ目は、子どもの時間が制約されるということです。

週2回の習い事の場合は、その2回分の時間は自由になりません。親の送迎が必要な場合には、親の時間も同じように制約されることになります。仕事や用事なども入り、習い事を続けていくのは結構たいへんです。

二つ目は費用がかかることです。習い事の種類にもよりますが、音楽系の習い事でも、ピアノ教室とバイオリンの個別レッスンとでは、毎月の金額が違ってきます。

野球とサッカーでは、準備する道具も数も違います。例えば野球ですが、帽子にユニフォーム、ソックス、シャツ、ベルト、グローブ、バット、ボール、バッグなど、一式揃えると結構な金額になります。

習い事を始める際には、いくらかかるのか、子供の習い事にかかる費用を考えておく必要があります。

 

デメリットもありますが、それを含めて考えても、やはり小学生の習い事はお勧めです。子どもの可能性を広げますし、普段できない体験は子どもを大きく成長させます。同時に親もいろいろと学ぶことができます。親子で貴重な体験ができるのです。

ピアノの発表会やサッカーの大会など、子供の応援に行くというのは、当然ながら子供がいるうちにしか経験できません。

しかし、お子さんが、そして親が無理しない程度の習い事にしましょう。そうでないと続きません。何よりも続けることが大切だと思います。

小学生におすすめの習い事はこちらでまとめています。
>>小学生の習い事 おすすめランキング10

 

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