小学生の子供が怒りっぽい!原因と対処法は?発達障害の可能性も?

小学生のお子さんで、とにかく子供が怒りっぽくて困っているという話はよく聞きます。一人一人の怒りの原因や強さは違うので、対処方法は難しいです。ですが、原因が分かり、家族で練習していけば、少しずつ怒りっぽさは変わってくると思います。少しでも参考になれば幸いです。

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子供がすぐに怒る原因は?

「小学生の子供が、とにかく怒りっぽい!」
「何かあると、すぐにキレる!」
「うちの子、どうにかしているのでは?」

ちょっと心配になるくらい怒りっぽい場合、親としては心配になってきます。特に小学生は、お友達との関係がつくられていく大事な時期です。何かあるたびにキレていては、友達からも嫌われてしまいそうです。

子供が怒りっぽいのには原因があるはずです。はっきりとは分からなくても、原因をある程度特定し、対処していけば未来は変わっていきます。

子供が怒りっぽくなる原因には次のようなことが考えられます。

・周りの刺激が強すぎる
・本人の性格
・間違った怒り方を学んでいる
・分かって欲しいというサイン
・他に表現方法が分からない

主な5つの原因について、対処法をまとめてみます。

 

怒りっぽい小学生への対処法

「怒る」ことには原因があります。原因が特定されれば、ピッタリの対処方法も見つかります。

【周りの刺激が強すぎる場合】
対処法はいたってシンプルです。ずばり「刺激を遠ざける」ということになります。例えば、友達に嫌なことを言われると怒り出す子供の場合、その友達との距離をおくということになります。可能な限り近づかせないようにするのです。
【本人の性格の場合】
本人が怒りっぽい性格の場合、かんしゃくが強い場合は、「怒る前にどうするか」「怒った後どうするか」ということを学び練習していきます。
怒りがこみ上げてきたときには、その場をはなれたり深呼吸をしたりします。怒った後には、一人きりになれる場所で目を閉じて気持ちを落ち着けます。このような具体的な方法を練習して身につけていきます。
【間違った怒り方を学んでいる場合】
例えば、怒ったときに近くの物を投げてしまうことがあります。物にあたったりすることは間違いです。「嫌だったことを言葉で伝える」「嫌だったことを紙に書く」など、間違っている部分を正しく学び直していきます。
【分かって欲しいというサイン】
親としては、子供に十分時間をかけてかまっているつもりでも、子供には伝わっていないことはよくあります。親子でゆっくりと時間をかけて話を聞き合う練習をしていくことで、少しずつ落ち着いていきます。
【他に表現方法が分からない】
言葉が分からない、見つからないで怒る子供は多いです。怒った後の振り返りをすることで、「こんなときには、こう言うんだよ」ということを教えていきます。表現方法を増やしてあげることで、少しずつ怒り以外の方法を使えるようになっていきます。

あくまでも対処方法の一例です。当てはまらないところはごめんなさい。お子さんが何に対して怒るのかを、家族で一緒に考えていくことが大切だと思います。

発達障害の可能性が考えられる場合の対処法

怒りの表現方法が極端にすさまじい場合、発達障害の可能性も考えられます。心療内科などの専門機関での発達検査を受けてみるのも一つの方法です。専門の医師から、具体的なアドバイスを聞くことができます。これは間違いなくお子さんのためになるアドバイスとなるでしょう。

たとえ発達障害であっても、そうでなくても、お子さんの怒りのコントロールができるように家庭でトレーニングしていくことが重要です。アンガーマネジメントと呼ばれ、本も出ています。

具体的な進め方の例を紹介します。

①怒りがこみ上げてきた時、どうすればいいのか考える
②具体的な3つの方法を教える
・心の中で5つ数える
・その場をはなれる
・違うことを考えて気持ちを切り替える
他にも、「まあ、いいか」など、気持ちに折り合いをつける考え方を身につけていく方法もあります。
③自分にピッタリな怒りへの対処法を選ぶ
④家族で練習する
⑤トラブルが起きたときに復習する
※怒りをコントロールできた場合は褒める

毎日のちょっとした練習と心の成長で、きっと怒りはコントロールできるようになっていきます。あきらめないで、毎日少しずつ続けることが大切です。

 

小学生の子供に有効な手立て

怒りのコントロールは、大人でも難しいものです。自分が頭にきた場合のことを考えてみてください。やはり抑えられない部分もあると思います。しかし、社会の一員として生きていくためには、怒りを爆発させてばかりできついものがあります。「こんなときには、このようにする!」お子さんなりの対処方法を身につけさせていくことは、誰にとっても有効な手段です。
怒り以外にも、様々な「苦手」への対策はあります。

・人前で話すことが苦手
・箸を上手に使えない
・トイレで失敗してしまう
・黒板の文字を写すのが遅い
・すぐに体をぶつけてしまう

苦手なことでも、根気よく練習していくことで上達するものもあります。

「何でできないの!!」

しかってばかりでは、お子さんの気持ちは沈んでいくばかりです。

「大丈夫!いっしょに練習していこうという!」

親の前向きな気持ちは大事だと思います。心が折れそうになっても、少しずつ続けてみてください。

 

 

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