「中学生になって」の作文は、卒業を迎える6年生の後半や中学校入学直後に書くことがあります。
どちらの場合も、書き方や書く内容は同じになります。
「中学生になって」の作文のポイントは、何をがんばろうと思っているのかを書くことです。
作文で悩むことは、「どんなことを書けばいいのか。」「書き出しは何を書けばいいのか。」というところだと思います。
具体的な例があれば、作文は書きやすくなりますので、最後に例文をつけてあります。
当然、学校でも書き方の指導はあると思いますが、作文が苦手なお子さんの参考になればうれしいです。
シンプルな書き方ですが、順に書いていけば、簡単に作文は完成します。がんばってください。
「中学生になって」の作文の書き方
「中学生になって」の作文は、中学校に入学してがんばることを中心に書いていきます。
簡単な書き方として、最初に下の1~4のことをメモに下書きしておくことをおすすめします。簡単にメモにしておくと、いざ書くときに書きやすいです。
作文用紙に1~4の順番で書くようにしてください。完成例を最後につけていますので、見て頂くとわかりやすいと思います。
1 中学生になっての目標を書く
2 理由を書く
3 がんばることを書く
4 意気込み、決意
次に具体的に説明していきます。
1中学生になっての目標を書く
最初に中学生になっての目標を書きます。
あまり深く考えず、真っ先に思い浮かんだことを目標にするといいです。
決まったら、少し具体的にします。
・勉強をがんばる → 苦手な理科を克服したい
・友達と仲良くする → 相手の気持ちを考えて行動したい
目標を少し具体的にしたほうが、その後の文章を書きやすくなります。
目標が思い浮かばない場合は、次のことを参考にして目標を決めましょう。
・得意な勉強、苦手な勉強
・友達との関係
・将来の夢
・生活行動のこと
・習い事
・趣味
・尊敬する人物
学校で書く作文なので、基本的には学校生活に関係するものが書きやすいです。
ですが、学校外の習い事、趣味でもOKです。
将来の夢を考えて目標にしてもいいですね。
2 理由を書く
目標が決まれば、その理由を書きます。
なぜその目標に決めたのかを考えると、理由は書くことができます。
→ 小学校の大会では勝つことができなかった。中学校では、たくさんの大会があり、優勝したいから。
→ 6年生までは苦手な勉強があった。中学校では、苦手意識を持たずにチャレンジしたいから。
→ 自分の気持ちを上手く伝えることが苦手。自分も相手も大切にしたいから。
あまり大げさに考えず、素直に「なぜ、その目標にしたのか」を書けば大丈夫です。
3 がんばることを書く
がんばることとは、目標を達成するためにがんばりたいと思っていることです。目標と無関係にならないようにします。
達成のためにどんなことをして、どう努力していくのか具体的に考えるようにします。
→ 小学校の大会では勝つことができなかった。中学校では、たくさんの大会があり、優勝したいから。
→ 毎日の練習の一つ一つをがんばっていきたい。素振りと走り込みを毎日続けていく。
→ 6年生までは苦手な勉強があった。中学校では、苦手意識を持たずにチャレンジしたいから。
→ 授業中に集中して話を聞く。苦手と避けずに、わかるまで勉強する。
→ 自分の気持ちを上手く伝えることが苦手。自分も相手も大切にしたいから。
→ 相手の話をしっかりと最後まで聞く。相手によって態度を変えない。
できれば2つくらいかけるといいです。
目標とのつながりは大切です。
4 意気込み、決意
最後に意気込みや決意で締めくくります。
・楽な方に流されずに、自分で決めたことを途中で止めずにがんばりたいと思います。
・ただの目標で終わらないように、意識して努力していきたいです。
・自分にできることを自分のペースでがんばり、必ず目標を達成したいと思います。
これから始まる中学校生活のことなので、あまり出来そうにないことは書かないほうがいいです。努力すれば実現できそうなことにしましょう。
書きはじめの例
作文の書きはじめで悩むときには、いくつかの例から選ぶようにするといいです。
参考までに、書き出しの例を紹介します。
・ぼくには、中学生になって達成したいことがあります。
・わたしは○○が得意です。ですが、△△は苦手です。
・中学校生活で力を入れたいことは○○です。
・中学校での目標を決めました。
・私は中学生になって心に決めたことが一つあります。
・○○中学校に入学して、目標ができました。
中学生になっての例文
タイトル(題名)「中学生になって」
中学校生活で力を入れたいことは「相手の気持ちを考えて行動したい」ということです。
わたしは、自分の気持ちを上手く伝えることが苦手です。友達と仲良くしたいのに違うことは伝えてしまったり、時には言い争いになってケンカしたりします。わたしは、そんな自分が嫌で変えたいと思いました。自分も相手も大切にしたいから、わたしは相手の気持ちを考えて行動することを大切にして行きたいです。
相手の気持ちを考えて行動づるために、2つのことをがんばります。1つ目は、相手の話をしっかりと最後まで聞くということです。まずは自分の言い分よりも、相手の言い分を聞きたいと思います。しっかりと話を聞くことで、勘違いや気持ちのすれ違いは減らせると思います。
2つ目は、相手によって態度を変えないということです。わたしも人によって態度を変えられると嫌です。自分が嫌だと感じることは、相手も同じように感じていることです。
ただの目標で終わらないように、意識して努力していきたいです。
ここまでで400字程度です。お子さんの作文の参考になればうれしいです。
がんばって「中学生になって」の作文を仕上げてください。