お城はなぜ複雑なつくりをしているのか?納得の理由があります

昔からお城巡りが好きです。どこかに旅行に行くと、ついでに近くのお城に行きます。天守閣が観光用に開放してあるお城も多く、最上階からの眺めは、どのお城も格別です。

でも、意外と天守閣にたどり着くまで迷子になったりもします。天守閣がすぐそこに見えているのに、わざわざ遠回りしなければたどり着けないお城もしばしばです。

なぜ、日本のお城は不便で複雑なつくりをしているでしょうか。調べてみました。

そもそもお城とは何か

お城とはお殿様が住んでいたところ。そんなイメージがありますよね。お城には、敵に攻め込まれたときの防衛拠点としての役割があります。そのため、武器や大量の食糧が常に蓄えられていました。それらを蓄えるための蔵もありました。そして、お城で攻めてきた敵軍を迎え撃つわけです。

そのため、お城は敵が攻めてきたときに、どこで守ってどこで撃退するのかを考えてつくられています。ですから、世に「名城」と言われるお城の多くは、その天守閣の見た目よりも、天守閣に至るまでの城内の道が複雑だったり、あちこちに城門がつくられていたり、様々な仕掛けがつくられていたり、敵軍から自分たちの身を守るのに適した城であったということです。

城下町も、お城を守る防衛機能を持っていました。お城までの道を分かりやすくしているようでは、すぐに敵が押し寄せてきますから、道もわざと複雑にしてあるのです。少しでも敵の侵攻を遅らせ、守りを固める時間を稼ぐためです。

ですから、現在も各地に残っているかつての城下町は、その名残で道路が狭く複雑なところが多いのです。なんでこんなに道が狭いんだという城下町は多いです。そして行き止まり。

お城の周りを複雑にしてあるのは、敵から城を守りやすくするためというわけです。

山の上に城がある

日本のお城は、山城と言われる高い山の上につくられている城も多いです。なんで不便な山の上につくったのでしょうか?

それは、高い山の上の方が、敵軍の動きがよく見えるからです。逆に低いところにいる敵軍は、高い山の上にあるお城の中の動きが見えません。自分たちの軍の動きは敵に悟られず、相手の動きはよく分かるようにしているのです。

また、敵軍にしてみれば、高い山の上まで攻め上がらなければなりません。低いところからの攻撃は、高いところからの攻撃よりも不利なのです。この点では、お城が高いところにあれば、地理的に有利に立っているといえます。

日本のお城は、複雑なつくりだったり、不便そうな場所にあったりしますが、それには理由があったのです。その土地の防衛拠点として、分かりやすく、近づきやすいところにあったのではダメだったのです。

そんなことを考えながら見る城は、また違った楽しさを教えてくれます。誰がどんな目的で城をつくったのか。多くのドラマがあるはずです。

周りを水で囲んである城

日本3大名城の一つと言われる姫路城ですが、周りは水で囲まれています。これは、「堀」と言われるものです。この堀も敵から守るためのお城の仕組みの一つなのです。

敵がすぐに城壁にたどり着けないように、お城の周りを堀で囲んでいます。堀には何カ所か通路や橋が作られており、ここを通らないと、城内まで攻め込めないようになっています。

ちなみに姫路城の堀は3重につくられています。内、中、外堀です。

本丸まで迷路のようなつくり

お城の中にも敵を寄せ付けない仕掛けはたくさんあります。どの城にも共通しているのは、本丸まで複雑な行き方をするということです。まるで迷路のようです。

これにも理由があり、簡単に殿様がいる本丸まで敵を近づけないためです。敵の侵入から一定の時間を稼ぐという意味もあります。

全国のお城も、その多くが入り口から天守閣まで直線で分かりやすくいけるようなところはありません。結構歩くことになるのは、わざと複雑な通路にしてあるからなのです。

まとめ

お城はなぜ複雑なつくりをしているのか。

その答えは、お城が防衛上の拠点であることにありました。
城内と城下町を含めて、わざと複雑な道を配置することによって、天守閣を守っているのです。

さらに城を山の上など、高いところにつくることで、その防衛力を上げています。

日本のお城には、様々な工夫がしてあるということが改めて分かりました。

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