小学生のお子さんで漢字が苦手という子は、かなり多いです。苦手というか練習が面倒というか…。漢字は積み重ねが大切な学習と言われています。「練習すればできる!」です。
確かにそうなのですが、苦手なお子さんほど練習しようとはしませんよね。
今回は、漢字の勉強が得意でも苦手でも、確実にできるようになる漢字の練習方法を紹介します。
なぜ漢字が苦手と感じてしまうのか
お子さんが漢字が苦手な場合、「なんで?」「練習しないからでしょう?」と考えてしまいますよね。
漢字が苦手な原因には、次のようなものがあります。
・なかなか覚えられない
・書き順がわからない
・書き取りの練習がきつい
・似たような感じがたくさんある
・時間がかかる
特に多いのが、練習がきつく時間がかかるというものです。まあそうですよね。大人が今から漢字の練習をしなさいと言われても、きっと同じように感じてしまうことでしょう。
この、漢字の練習の辛さを少しやわらげるために、小学生がどれくらいの漢字を勉強するのか見てみましょう。
小学校で勉強する漢字の数
小学生が1年間で勉強する漢字の数は、実は「小学校学習指導要領」というもので決められています。1年生から6年生まで、何年生でどの漢字を勉強するのか決めてあるのです。
1年生 |
80字 |
2年生 |
160字 |
3年生 |
200字 |
4年生 |
202字 |
5年生 |
193字 |
6年生 |
191字 |
6年生が一番多いと思いきや、実は小学4年生が一番漢字が多いのです。
1年生は、ひらがな・カタカナの文字を勉強するので、漢字は少なめです。
見ながら考えてみてください。もしも、1日に2つ漢字を覚えると、365日で730字となり、1年間もかからずに学年の漢字を覚えてしまえることになります。1日4つ覚えれば、50日間で200字覚えることになります。
このように、1年間でいくつ漢字を覚えればいいのか見通しをもつだけで、意外と漢字の練習が大変ではないことはわかるものです。
それでは、おススメの漢字練習法です。
小学生におススメの漢字の練習方法
おススメの漢字練習法は、読む・書く・確認するの3つを1週間でやっていきます。例えばこんな感じです。
②漢字10個を書けるように練習する(水・木曜日)
③覚えたかテストする(金曜日)
(土日は休み)
曜日はお子さんや親の都合で変更してください。例えばテストは土曜日など。
それでは詳しく説明していきます。
小学校の場合は、漢字練習用に「漢字ドリル」や「漢字スキル」などを学校で購入していることが多いです。お子さんに渡されているはずですので、それを使います。
最初の方から10個の漢字を、まずは読む練習をさせます。2日間練習させましょう。読むだけです。
時間は10分間です。長く時間をかけても、子供は嫌がりますし、時間を決めたほうが集中します。
読めるようになったら、次は書く練習です。ノートに読み仮名だけを書いておき、子供に漢字を書かせるようにして練習させます。これも2日間、時間は10分間です。
最後にチェックテストです。ここは親の出番です。ノートに①~⑩の番号を書かせましょう。そして、その週に練習した10の漢字を順に言っていきます。10問全部書ければOK。間違えたところは2回練習させるようにします。
がんばったご褒美として、土日は漢字の勉強は休みにします。
この勉強方法でいくと、1週間に10個の漢字を勉強することになります。1年間は約52週間ですので、520文字勉強することになります。先ほど何年生で、何文字勉強するか紹介しましたね。
20週くらいで1年間の漢字の勉強は終了します。まあ、途中でサボったり休んだりしても、続ければ余裕で終わる計算です。
ここまで読んでいただいた方にご忠告です。「やるか、やらないか」です。お子さんの漢字の苦手意識をなくすためには、親も行動あるのみですよ。
漢字の練習に役立つ!サポート教材!
お子さんの漢字の勉強方法は紹介しました。
こちらは、漢字の勉強に役立つ教材です。特に漢字が苦手なお子さんでも、意外と楽しく勉強できちゃいます。
「これを買うべきです!」などと、高い買い物させるつもりはありません。漢字に興味を持ったり、漢字が読めるようになったりできるように工夫されているものです。低学年からもチャレンジできるので、1冊買ってみてもいいかも。
「学校ふしぎクラブ言葉の国」は、小学校で勉強する漢字が全部入った1冊の本です。読みやすいようにマンガやナゾトキがいっぱいです。楽しみながら、自然と漢字が読めるようになる本です。価格も1200円程度ですのでおススメです。
タブレットで漢字の練習をさせようとお考えなら、いろんなアプリもあります。無料のものも多いです。
でも、しっかりとタブレットで学ばせるとしたら、通信教育が確実かも。
まずは、ご紹介した漢字練習法をお試しくださいね。これだけで十分ですから。