勉強の苦手意識を取り除く!勉強嫌いな小学生のためにできる3つのこと

「ぼく、算数苦手だから」
「社会って何を勉強すればいいかわからない」
「国語はきらい」

好きなことや得意なことがあれば、苦手なことも必ずあります。勉強も同じです。「国語は得意だけれど、算数は苦手」「理科は好きだけれど、社会はきらい」など、いつの間にか得意・苦手意識をもってしまいます。まだ小学生の子供なのに…。

これって、もうどうにもできないことなのでしょうか?

いいえ、違います。何とかなります。

今回は、小学生の勉強が苦手という意識を取り除く方法について紹介します。

 

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なぜ勉強に苦手意識があるの?

そもそも、なぜ小学生の段階で苦手意識が出てくるのでしょうか?
苦手意識を持つには原因があります。

・テストで点数が悪かった
・わからない、できないことがある
・間違いが多い

それでは、実際に苦手と得意がはっきりと分かれる体育を例に説明していきます。

体育は小学校の勉強の一つです。しかも、得意と苦手が、はっきりと分かれる教科です。
夏にはプールで水泳の授業があります。1・2年生の頃は水遊び程度ですが、学年が上がるにつれてクロールや平泳ぎ、長く泳ぐようになっていきます。

5・6年生になると、25m~50mをタイムを計りながら泳ぐことも多いです。とにかく水遊びは少なめで、泳ぐ練習が中心となっていきます。最終的には水泳大会等がある場合も。

もし、まったく泳げない場合を考えてみてください。水泳が得意と感じるでしょうか。

多分無理です。泳げない子は、水泳は苦手と感じてしまうものなのです。

 

算数や理科、国語でも同じようなことが起きています。授業中の問題を解いたとき、先生から指名されて答えるとき、「わからない・できない」ことがあります。

また、テストも同じです。点数が悪いと、「自分はできないんだ」と宣告されているように感じてしまいます。算数のテストで、毎回60点の子が、算数が得意と感じることは少ないでしょう。

何が言いたいのかというと、「苦手意識はつくられていく」ということです。特に学校の勉強の中で。はじめから勉強への苦手意識がある子供はいませんから。

では、できてしまった苦手意識は取り除けないのでしょうか?

いいえ、大丈夫です。取り除いていけます。

 

苦手意識を克服!勉強嫌いな小学生のためにできること

苦手意識は、「できない」ということを何度も経験してつくられていきます。
取り除くためには、「できる」ということを何度も経験していけばいいのです。

「できないこと」より「できること」を伸ばす

苦手意識がある子供に決してしないほうがいいこと、それは、いきなり苦手を特訓することです。うまくいけば万々歳ですが、ほぼ失敗しますし続きません。

子供をサポートする親や周りの大人が意識してほしいのは、「できないこと」よりも「できること」を伸ばすという意識です。

子供は自分が得意なことやできることには嫌がらずに取り組みます。最初に好きな教科や得意な問題から取り組むようにします。

例えば、算数が苦手な子の場合はこうです。

算数が苦手なAさん(小学4年生)
・算数の文章問題が苦手
・計算問題は得意
・図形はよくわからない
・分数もよくわからない

まずは計算問題から始めます。「計算は得意」だからです。

簡単なプリントを使って勉強するほうがいいでしょう。プリント式の問題集を1冊準備します。

どれくらい苦手かにもよりますが、かなり苦手な場合は、一つ前の学年(3年生)のプリントから始めます。

できるだけ小さく簡単な問題集にします。1ページ5分程度で終わるものがおススメ。

問題集のプリントで、計算問題だけを切り取って勉強させます。

2週間後、週に1枚の文章問題のプリントをするようにします。例えばかけ算のひっ算のプリントを2週間続けて、3週目に1枚のかけ算の文章問題のプリントをするという感じです。

やや例が長くなりましたが、子供ができることから苦手なことへと、勉強を広げていくイメージです。

もともと計算が得意なので、さらに計算力がついていき、その計算力を使った文章問題にも慣れていきます。

 

「できた!」を地道に積み上げる

理解ができたとき、問題が解けたとき、〇だったとき。子供に限らず大人も「できた!」と感じます。これは達成感といって、なにかをがんばってやり遂げたときに感じます。

この「できた!」の達成感を積み上げていくことで、自分に自信がもてるようになっていきます。

子供の勉強への苦手意識を変えるには、この小さな達成感を積み重ねていけばいいことになります。

そのために、できるだけ簡単な問題や内容から始めるといいでしょう。

 

長時間よりも短時間の集中

「1時間みっちり勉強する」よりも、「毎日10分間勉強する」のほうが長続きします。短時間のほうが、「今日も勉強できた」という達成感にもつながるのです。

子供の集中は20分程度が限界です。小学校の授業でも、この20分程度の集中で勉強できるように進められています。途中で話し合い等の活動があるのもこのためです。

苦手意識を克服するためには、毎日短時間の勉強から始めることをおすすめします。

 

まとめ

「勉強が苦手」という気持ちを取り除くには、毎日短時間の「できる」「わかっている」勉強から始めます。理解できていくことから、次第に理解できていない勉強へと進んでいくようにします。

子供一人の力では難しいことなので、親の協力が何よりも必要になっていきます。

まずは、簡単な問題集を準備して始めてみましょう。

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