これまでの経験と書籍、元不登校だった不登校経験者の方々から学んだことです。小学生に限ることではありませんが、今回は小学生に焦点を当てて考えてみます。
小学生の子供が不登校にたった場合、心配することの一つがひきこもりです。
学校に行けないのみならず、家から一歩も出られない状況になってしまう。場合によっては、自分の部屋からもなかなか出ようとしなくなります。これは親として大変心配な状況です。
不登校経験者から学ぶ不登校の小学生をひきこもりにしない対策ということで、具体的な場面をもとに説明していきます。
不登校の小学生をひきこもりにしない対策
不登校経験者は、そのほとんどがひきこもりの経験者です。小学校に行けないことは、家から外に出られないことにつながりやすいのです。
子供をひきこもりにしない対策は、子供を外に出すことに尽きます。
では、どのような方法で、子供を外に出せばよいのでしょうか?
結論から言うと、最初は何らかの用事を作って、子供が外に出るように仕向けたとしても、長くは続きません。最終的には、子供が進んで外に出るようにする必要があるということです。
不登校の子供を外出させるための方法には、次のような方法が有効です。
・1日1回は外に出る必要がある用事をつくる
・好きなことを始める
・話し相手をつくる
・家族で外出は遠い場所へ
母親一人で悩んで対応すると、負担が大きすぎますので、必ず家族で協力分担して取り組むことをおすすめします。
1日1回は外に出る必要がある用事をつくる
買い物や通院など、子供が外に出ないとできない用事をつくります。そして、用事を家族の誰かと一緒に済ませるようにします。
例えば買い物の場面です。
母「買い物にいくけれど、何か食べたいものはある?」
子供「お菓子を食べたいから買ってきて。」
母「どんなお菓子がいいの?」
子供「クッキーがいい。」
母「クッキーにもいろいろあるから、どれがいいか分からないわ。」
「一緒についてきて、好きな物を選びなさい。」
他にも歯の検診や目の検査、服の採寸など、本人がいないとできない用事はたくさんあります。
毎日は難しいですが、週に何度かは、用事を作って外出させる方法は有効です。
好きなことを始める
子供が好きなことを始めることで、外に出る必要が出てくる場合があります。
例えば映画やアニメの視聴を始めたとします。DVD等のレンタルや動画配信サービスの利用が考えられます。
わざわざレンタルしなくても、各種動画配信サービスを利用すれば済む話なのですが、外出させるためには、あえてレンタルがいいです。
見たい作品を探すために、直接レンタルショップに行く必要があります。パッケージをもとに、面白そうな作品を選べますので、お子さんは夢中になってDVDやブルーレイを選ぶでしょう。
マンガのレンタルも興味を示すものだと思います。
レンタルに費用がかかるものなので、毎日は難しいですが、週に1~2回は外出する機会になります。
費用がかからないものとしては、図書館での本のレンタルも考えられます。平日の図書館は、子供が知り合いに会う機会はほとんどなく、外出する場所としては最適です。
話し相手をつくる
子供が安心して話ができる話し相手をつくる方法も有効な手段です。
別に外出しておしゃべりしなくても、SNSで会話はできるのですが、子供を外出させるのが目的ですから、あえてSNSを使わずに会話させます。
近所のおじいちゃん、おばあちゃんを例に話します。
近所に昔からよく子供のことを知っているおじいちゃんがいるとします。そのおじいちゃんに事情を説明して、子供が来た時の話し相手になってもらうという方法です。
じっくりと話してもらう必要はありません。ちょっとした世間話でいいです。時間も数分間。
人とおしゃべりすることは楽しいことなのです。このような場所が近所に数カ所あると、子供は外出する機会が増えます。
家族以外へ事情を説明したり、子供が話せる共通の話題があるかなどのハードルがいくつかありますが、うまくいけば毎日でも外出できる場所になります。
親戚や祖父の家でもいいと思います。だれかとおしゃべりをすることは、子供にとって大切なことだと思います。
家族で外出は遠い場所へ
不登校なって一番会いたくないのが知り合いです。特に同級生に会いたくないお子さんは多いです。
「どうして学校にこないの?」
悪気のない質問の答えが子供にありませんし、今の自分の状況を見られたくないという気持ちもあります。
ですから、日曜日の家の近所は外出しにくい環境だといえます。
そんな場合は、外出先を少し離れた場所にします。隣町や県外など、ここなら同級生や知り合いに会わないだろうという遠い場所に出かけます。
すると、子供は安心して行動しますし、日ごろのストレスを発散することができます。
ご家族も、元気になるお子さんをみると、少し安心されることと思います。
時間も費用もかかることなので、毎週というわけにはいきませんが、月に1~2回くらいは、遠くに外出できると、子供の心は落ち着いてくると思います。
大切なのは、家族の理解です。「こんなときだけ元気になって!!本当は大丈夫なんじゃないの!」などの間違った見方で接すると、子供は心を閉ざしてしまいます。
まとめ
とにかく外に出すことです。その工夫が必要になっています。
毎回同じ手は通用しなくなります。いくつかの方法を組み合わせていくことが必要です。
お子さんが自分から外に出る必要が出てくるように、家族や周囲の人が工夫してあげる必要があります。お子さんが好きなことが、外に出ることとつながるのがベストです。
外に出てよかったという経験も大切にしてあげます。せっかく外に出れたのに、よくないことばかりだったら、次も外に出ようという気は起きません。
ひきこもった状態からは、スモールステップでの外出は難しいです。家の近くこそ、自分の知っている人がたくさんいるのです。
なるべく遠くに出かけるようにして、徐々に近くでも外出できるようにしていかなければなりません。