中学生の反抗期!親が子供と向かい合う方法

中学生といえば、身も心も大きく成長する時期です。とくに精神面の成長は著しいものがあります。子どもから大人へ、大きな壁を乗り越える時期だと思います。そして、この時期にやってくるのが反抗期、つまり2次性徴の時期です。誰にでも経験はあることなのですが、いざ自分の子どもに反抗期がくると、つい感情的になってしまいます。わたしもそうでした。

今回は、反抗期の中学生とどのように向き合っていくべきか考えてみました。お子さんが反抗期真っ最中で、どうすればいいのかお悩みの方の参考になれるとうれしいです。

スポンサーリンク

中学生でもまだ子供!きちんと伝えることも大切

中学生といえば、体は大人に近づき、でも心は小学生の子どものままの状態に近い、実にアンバランスな時期だと思います。

「もう中学生なんだから。」と、いろんなことで家族から頼りにされたり、自分のことは自分でするようにと言葉をかけられたり。でも、ほとんどできません。

なぜなら、まだまだ子供だからです。小学生の頃よりも、少し何かができるようになった程度のものなのです。しかも、小学生時代より素直さが失われていますから、可愛気も感じられなくなっています。

その上、言葉遣いや態度は大きくなっています。食事、洗濯、掃除等々。親がするのが当たり前。なんで自分でやらなきゃいけないの?親のありがたみ?何それ?

まさに反抗期真っ最中の子供の様子になります。親にとっては、カチンと頭にくるところです。わが家でも、よくありました。それはもう、親子での殴り合いになりそうな雰囲気でした。

売り言葉に買い言葉で、この状態の子供には、何を言っても通じません。一切聞き入れようとはしません。まあ、一瞬で素直になれる子なんていないと思います。

ですが、親はひるんではいけません。あきらめてはいけません。言うべきことは言わなければなりません。そうやってわたしたちも育てられてきたのですから。

反抗期の子どもとの接し方で大切なことは、「正しいこと、言うべきことは言う。」だと思います。これを伝えていないと、ただの親子喧嘩です。

お子さんにとって、本当に大切なことであれば、躊躇することなく伝えていきましょう。どうせ言っても聞かないからと、伝えずにそのままにしておいてはいけません。

今は聞く耳を持てなくても、お子さんはきっと分かってくる日が来ます。その日に向けて話をしていくのです。

 

反抗期は自我の芽生え

反抗期は、人間にとって必要な時期です。これがないと、大人になれません。

子どもが、「ぼくにもできるんだ。」「自分はこうやってみたいんだ。」と主張する時期です。いつまでも親の言うことばかり聞いていません。自分のことを一部分だけ自分でやろうとする時期なのです。

一人の人間として生きていこうとする心の成長、これが自我の芽生えです。自分のことは自分で決めようとすること、これが自我の芽生えです。反抗期とは、周りに反発しながら、自分の生き方や目標を見つけていこうとする成長のことなのです。

ですから反抗期は大切です。もし、反抗期が無かったら、心が大人になりきれていないかもしれません。あるいは、大人になって反抗期がやってくるのかもしれません。それはちょっと勘弁してほしいですよね。

でも、そうと分かっていても、親は頭にきます。子どもの反抗期の言葉や行動に、ついついカチンときてしまうのです。

そんな時には、一歩下がって、冷静に対応する必要があります。そうしないと、お互いに精神衛生上よくありません。わが家では、カチンときたらその場を離れるようにしていました。心のクールダウンをする時間をとります。怒りが続く時間は6秒間くらいとされています。怒りはそれほど長続きできないものなのです。

親としの心構え

反抗期を迎えた中学生の子どもに、親としてできることは見守ることです。見守ることは、放置することではありません。口も出すし、時には手も出します。何かあったら全力で子どもを守らなければなりません。反抗期を迎えても、わが子はわが子なのです。

そして、反抗期はいつか終わります。一皮むけた大人になります。その時期まで、根気強く接する心構えが必要です。言うべきことは毅然と言い、話し合うことこそが大切なことなのです。

一つ言えることは、大人が子どもと同じレベルで言い争っていても、決して解決しないし、いい結果にはならないということです。

今一度冷静になり、「木の上に立って見る」と書く「親」になるのです。
頭に血が上っている場合は、とりあえずその場から離れてください。そして、もう一度冷静になり、物事の道理を考え、お子さんに諭すように話してあげてください。

これが、反抗期を迎えた中学生と接するとき、大切な向かい合う方法だと思います。

 

タイトルとURLをコピーしました