中学生の勉強の悩みで多いのが、「何を勉強すればいいのかわからない」です。
特に中学校では、定期テストというものがあり、必ず勉強する必要が出てきます。
今回は、中学生の定期テストに向けた勉強計画の立て方について説明します。
中学1年生、2年生、3年生どの学年でも使える方法ですので、少しでも参考にしていただければうれしいです。
中学校の定期テストのための勉強は範囲の確認から
定期テストでは、必ずテスト範囲があります。一覧表にして配布される学校も多いと思います。
テスト対策では、まず「テスト範囲の確認」を最初に行います。
どこまでがテスト範囲なのか。ここがわからないと、全体が見通せず計画が立てにくくなってしまいます。
各教科のテスト範囲を確認し、教科書のどこからどこまでが範囲なのかをチェックします。
学校で使っているワークなどの問題集やノート等もテスト範囲になっている場合が多いので、こちらもチェックしておきます。
テスト範囲のチェックが終われば、次は具体的な勉強の計画を立てていきます。
具体的な勉強計画計画
テスト勉強は、次の3つのステップで進めていくと楽です。
②いつするのか決める
③決めたスケジュールでその日の勉強をする
やることリストをつくる
テスト範囲を確認すれば、どこを勉強すればいいのかがわかります。
テスト範囲を一覧表にして、「やることリスト」をつくります。
具体的に社会のやることリストをつくってみます。
まず、テスト勉強用のノートを1冊準備します。
最初のページに、各教科のやることリストをつくってください。
〇歴史教科書P74~P108 平安時代から室町時代まで
〇ワークP43~P52
〇単元プリント4・5・6
このテスト範囲であれば、このようなやることリストになります。
①教科書を3回読む(1回目 2回目 3回目)
②教科書を時代ごとにノートにまとめる(平安時代 鎌倉時代 室町時代)
③ワークを2回解く(1回目 2回目)
④単元プリントをノートに解く(4・5・6)
⑤市販の問題集をノートに解く
私の場合、教科書を読むことを重要視しています。ですから、どの教科の場合も、まず教科書を読むことを入れていきます。いきなりワークや問題集から始めるのはおすすめしません。
読んで、まとめて、覚える。
めんどうな気がするかもしれませんが、この基本的な勉強が意外と大切だと思います。
やることリストは、各教科つくります。
やることリストできれば、次は具体的に「いつ」「何をする」を決めていきます。
「いつ」「何をする」余裕をもった計画
やることリストをもとに、「いつ」「何をする」といったスケジュールを立てます。
先ほどの社会であれば、全て終わらせるのに8時間前後必要です。
1教科8時間とすれば、5教科で40時間です。
1日4時間勉強するのであれば10日間、1日3時間であれば14日間必要になります。
計画づくりで重要なことは、余裕をもった計画にするということです。
例として、1日3時間勉強で15日間の計画を立てます。
社会の8時間分だけ入れてみます。実際には他教科もバランスよく入れていきます。
①~⑤は、社会のやることリストの番号です。例えば、4日目の社会②は、ノートにまとめる勉強になります。
日数 | 家での勉強時間
(1時間目) |
家での勉強時間
(2時間目) |
家での勉強時間
(3時間目) |
1日目 | 社会① | ||
2日目 | 社会① | ||
3日目 | |||
4日目 | 社会② | ||
5日目 | |||
6日目 | 社会② | ||
7日目 | 社会③ | ||
8日目 | |||
9日目 | 社会③ | ||
10日目 | |||
11日目 | 社会④ | ||
12日目 | |||
13日目 | |||
14日目 | 社会⑤ | ||
15日目 | |||
テスト当日 |
社会の勉強だけ入れてあります。空欄のところには、他の教科が入ることになります。
例では社会①を2時間勉強することになっています。しかし、1時間で終わるようであれば、計画を前倒ししていき、早めに終わらせるようにします。
テスト前には、「ここも勉強しなくちゃ!!」と後から気づくことも多いです。もし早めに終わったのであれば、そういった勉強に時間を回します。
この計画づくりは、テスト前のできるだけ早い時期から始めておきましょう。
まとめ
中学生の定期テスト対策は、テスト範囲の確認から始めます。
テスト範囲が確認できたら、次に「やることリスト」をつくります。
やることリストができたら、「いつ」「何をする」をスケジュールに入れ込んでいきます。
大事なのはここからです。
計画だけで終わらないように、実際の勉強をがんばってください。