子どもが何かに興味を持つことって、親のとってはうれしいことです。ましてやそれが勉強に関係することとなると、天にも昇る気持ちです。ちょっと大げさですが。
今回は、中学生の息子が歴史に興味を持ったいきさつについて紹介します。歴史が苦手なお子さんがいるご家庭の、少しでも参考になるとうれしいです。
歴史に興味を持つようになったいきさつ
中学生の息子が、歴史に興味を持つようになったいきさつを紹介します。きっかけはゲームでした。その後、テレビやマンガなど、次々と広がっていきました。
きっかけはゲームだった
親が使わなくなったスマホを、子どもたちにタブレット代わりに与えています。本音は「これを使って勉強してね。」ということなのですが、その願いは通じず、ゲームをしている姿をよく見かけます。
スマホゲームの中には、歴史上の人物が登場するゲームも多く、息子もそんなゲームをいくつかやっているようでした。
ある日、息子から「ペリー」の話を聞かされました。あの幕末期に日本にやってきた黒船のペリーです。それまで、歴史上の人物の話など、息子から聞いたことが無かったので意外でした。
どうやらゲームの影響のようでした。そこで、親の企みスタートです。
歴史もののゲームをこちら(親)が初めにインストールし、子どもに「これ、おもしろいよ!」と紹介しました。
息子は食いついてきました。
歴史上の人物の名前を、ゲームのキャラクターとして覚え始めました。
まずは興味をもち、名前だけでも覚えさせる作戦、とりあえず成功です。
ちょっとネックなのは、ゲーム上のキャラクターなので、かなり美化して作ってあり、実際の人物像とかけ離れすぎているところです。
テレビの歴史クイズ
テレビ番組でも、歴史ものの番組は多いと思います。その中でも、親が意図的に選んでいた番組は、歴史のクイズが出てくる番組でした。
録画したアニメばかりを見せられるよりも、家族で答えを言い合ったりして、ワイワイできる楽しい時間になりました。もちろん、息子食いつくつきました。
スマホゲームで人物の名前を憶えていることも功を奏し、家族の中で息子だけが正解する場面もありました。これはいいですね。徐々に自信を持つようになるのではと思いました。
純粋な歴史問題ばかりの番組は少なく、政治や経済、社会情勢の問題も入ってくるところがネックで、息子の集中は続きませんでした。
まあ、少しずついろいろなことに興味を持ってくれればよいだろうということで、歴史番組作戦も、それなりに効果はあったようです。
家族で歴史カルタ対決
歴史に興味を持ち始めた頃、奥さんが歴史カルタを買ってきました。これはナイスでした。息子、ガッチリ食いつきました。
家族でカルタ大会開催です。誰が一番多くカルタを取れるのか?
そこはみんなシビアで本気でした。
わざと息子に勝たせても、それは手を抜いていると見抜かれてしまいます。わたしも本気でやりました。
父が勝ち、息子が勝ち、母が勝ち、かわいそうなのは5年生の娘でした。まだ歴史の勉強はしていませんので、ほとんど分からない様子。悔やしがっていました。
中学生の息子は、勝って調子づいています。しめしめです。
カルタで歴史の知識もちょっぴり増えたようです。
カルタ作戦もなかなかよいものでした。
でも中学生ですので、さすがにカルタゲームは長続きしませんでした。
歴史マンガ
ここぞとばかりに、古本屋さんで歴史マンガを購入。縄文時代から現代までのシリーズものです。古本なので、かなりお得な価格でした。
一番食いついたのはわたしです。改めて読むと、面白いですね。やっぱり歴史はドラマがあります。
次に食いついていたのが、なんと娘。カルタで勝てなかったのが悔しかったのでしょう。1巻から熟読していました。
息子も読んでいました。
でも、やっぱりゲーム程の興味は示していませんでした。
歴史マンガ作戦は、まあまあアリかなという感じでした。
おまけ
息子は少しずつ歴史に興味を持ち始めました。きっかけはともあれ、興味を持つことって大切ですよね。
家族で取り組んだ歴史作戦も少しは効果があったのではないかと感じています。やはり環境を整えるということは、興味を持たせるには必要かもしれません。
現在、一番歴史に興味を持っているのは娘です。本屋に行くと、「日本の名城」「歴史のおもしろいはなし」など、わたしでも買わないような歴史の本を買っています。
これはうれしい効果です。