夏は気温が上がり、水分補給をしっかりと行い、体調管理が必要な時期です。
わたしは高血圧と診断され、血圧について調べることが多くなりました。当サイトでも、血圧について取り上げる機会は増え、血圧関係の記事が増えてきました。調べていく中でたどり着いたこと、それは、高めの血圧を下げるために必要なことは、食事と運動だということです。
血圧を下げる効果のある食べ物について紹介します。いくつかの食材について紹介しますが、いくら健康に良い、血圧に良いと言っても、食べ過ぎはよくありません。バランスのとれた食事がベストです。
血圧を下げる食べ物は3つに分けられます!
高めの血圧を下げる効果がある食べ物は、大きく3つに分類されます。
・血液をサラサラにするもの
・血管を健康にするもの(硬く狭くなるもの防止)
結論を先に言うと、この3つの効果のある食材を、毎日バランスよく食べることが一番有効な方法です。
塩分が多い食生活が原因で上がった血圧は、塩分控えめの食生活で改善するしかありません。
高めの血圧の原因!塩分を出してくれるもの!
血圧が高い原因の一つは、塩分の摂りすぎによるものです。
ですから、体内から余分な塩分を出してしまえば、血圧は下がっていくことになります。しかし、一度取り入れた塩分は、そう簡単には出ていきません。
カリウムは、塩分を外に出す働きがあります。つまり、カリウムをたくさん含んでいる食材は、血圧を下げる効果が期待できるということになります。
パセリ
食べ物の中で、一番即効性があるものです。
パセリには、100g中、1000mgのカリウムが含まれています。これは、カリウムを含む食材の中でもトップクラスなのです。
他にもパセリには、ビタミンやカルシウムが多く含まれていて、健康維持には欠かせない食べ物なのです。毒消し効果もあると言われていて、食後に食べるようにするといいですね。
問題は食べる量です。独特の苦みがありますし、そんなに一度に大量に食べる食材ではありません。毎日少しずつ食べることをおすすめします。
食べ過ぎは、他の器官の負担になり、健康に良くありません。
バナナ
バナナもたくさんのカリウムを含んでいます。しかも、苦みもなく甘くて食べやすい食材です。食物繊維も豊富で、胃腸にも優しい食べ物なのです。
ただ、甘い分だけ糖分を含んでいます。食べ過ぎは健康によくありません。
血液をサラサラにしてくれるもの
例えはよくありませんが、ホースの中を、ドロドロの泥水とサラサラな水を流すことをイメージしてみてください。どちらがホースの中を流れやすいか?もうお分かりですよね。
ドロドロの水は流れにくく、サラサラの水は流れやすいのです。この水が流れるときにホースを内側から押す力を水圧と言います。血液の場合は、血圧です。
血液もサラサラの方が血管の中を流れやすく、血圧は低くなります。
血液をサラサラにしてくれる食材は、意外と身近にたくさんあります。これらの食材を、いかに効率的に食べるかで、血液がサラサラに近づくかが決まってきます。
魚
魚に含まれるDHAとEPAは、血液をサラサラにしてくれる成分です。特にイワシやサンマ等の青魚に多く含まれています。
DHAは、血液中のコレステロールの値を下げてくれます。また、血管の老化も防止してくれる優れものの成分です。
EPAは、血液中の中性脂肪を少なくしてくれます。ドロドロした血液の中の要らない部分を取り除いて少なくしていってくれるのです。
この2つの成分で、血液をサラサラにしてくれます。特に旬の魚に多く含まれる成分です。
春・・・イワシ、カツオ
夏・・・アジ、マグロ
秋・・・サンマ、サバ
冬・・・シシャモ、ブリ
1日に必要なDHAとEPAの量は、約1000㎎です。
魚によって含まれるDHAとEPAの量は違いますが、およそ1匹食べれば十分な量になると思います。おすすめはサンマです。1匹でバッチリの量を含んでいます。
玉ねぎ
玉ねぎに含まれているアリシンは、強い抗酸化作用があります。そして、血液中のコレステロールを分解し、サラサラ血液に変えてくれるのです。
アリシンは、刻んだり潰したりするときに発生する成分で、熱に弱いという弱点があります。ですから、おすすめは玉ねぎのスライスサラダです。
ポリフェノール
果物などに含まれるポリフェノールも血液サラサラ成分です。血液中の血小板が集まるのを防ぐ働きをします。そして狭くなった血管を拡げます。
ポリフェノールの中でもカカオポリフェノールとリンゴポリフェノールの効果は高く、おすすめです。
チョコレートとリンゴに含まれています。ただし、どちらも糖分を含んでいますから、食べ過ぎには注意が必要です。
血管を健康にしてくれるもの
血管は、年齢とともに老化していきます。また生活習慣によっても老化は早まります。
具体的には、血管の壁が硬くなり、あちこちに亀裂が入ったり、コレステロールが付着し、血管の中が狭くなったりするのです。
そうなってしまうと、血液は流れにくくなり、ふとした拍子に血管が詰まったり、破れたりすることもあります。命に関わる重大な病気です。
それを防ぐのが、わたしたちが毎日食べている食事、栄養です。中でも、強い抗酸化作用のある食材は、血管が硬くなっていくのを防いでくれます。どんな食材がおすすめなのか紹介していきます。
酢
酢の主な成分は酢酸です。酢酸から、アデノシンという物質が作られます。
アデノシンは、血管を柔軟にし、血管を広げる効果があります。狭く硬くなっていく血管を、もとに戻していくのです。血管が広げられることで、血液は流れやすくなっていきます。
すると、心臓も余計な強い力で血液を送り出す必要もなくなり、血圧は下がるのです。
毎日少しずつ、大さじ1杯程度の酢を摂ることで、この効果が期待されます。
直接飲んでも、料理に混ぜても、飲み物に混ぜてもOKです。
トマト
トマトに含まれるリコピンという成分があります。リコピンには強い抗酸化作用があります。
リコピンは、血管が硬くなっていくのを防ぎ、若々しく保とうとします。リコピンのアンチエイジング効果です。動脈硬化を防ぐと言われています。
1日1個のトマトを食べることがおすすめです。
食べ方は自由ですが、そのまま食べる方が良いです。カリウムも含まれていますので、ダブルで血圧に良い効果が期待できます。
まだまだ他にもたくさんの食材、成分があります。
大切なのは、それらの成分を一つから摂るのではなく、バランスよく摂ることです。