小学生の音読のコツは?音読がうまくなる練習方法

小学生で音読が苦手なお子さんは多いです。ですが、音読はコツをつかみ練習することでうまくなります。1日10分間の音読練習をすることで、1か月後には確実に音読が上手になっていると思います。

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小学生に音読のコツはある?

音読には、上手になっていくコツがあります。間違えないでほしいのは「一瞬で上手になる」という魔法のようなことはないということです。

音読は、正しい方法で練習することで上達していきます。

まず知っておいてほしいことは、音読が苦手な場合には理由があります。

・文を読む練習不足
・漢字や言葉を理解していない
・目の動かし方が苦手

ですから、音読が上達するコツは、目の動かし方を練習した後、文を短い言葉で区切りながら読む練習をしていくことです。同時に漢字や言葉の読み方や意味を知り、語彙力をつけていきます。

文字の飛ばし読みが多い場合、ビジョントレーニングもおすすめ

目の眼球の動かし方がうまくいっていない場合は、ビジョントレーニングをおすすめします。目の見え方をよくする練習です。詳しくはこちらでまとめています。

>>ビジョントレーニング

文章を1行飛ばして読んだり、文字を飛ばして読んだり、読み間違いが多い場合は特に有効です。

音読がうまくなる練習方法

小学生の音読が上達する方法は、大まかに次のような流れになります。

目の運動(簡単なビジョントレーニング)をする

短い文章を読む練習をする

教科書の音読をする

少し詳しく説明していきます。最初に目の準備運動をします。簡単にできるビジョントレーニングなので、続けることで文字を目で追いかける力がついていきます。詳しくはビジョントレーニングで紹介していますが、簡単な目の準備運動です。

① 遠くの景色を15秒、近くの景色を15秒見つめる。(2セット)
② 目を、上下左右、右回り、左回りでゆっくり動かす。(2セット)
③ 文字読み練習をする。

③は家で簡単に作れます。
特に意味のない文字を右上から順番に読む練習をするのです。
例えばこちら

目を動かして文字を読む練習をします。

①と②で十分です。余裕があれば③まで取り入れてもいいでしょう。これで目の準備運動はOKです。

 

続いては短い文を、区切りながら読む練習です。

短い文章を読む練習では、詩の音読がおすすめです。理由は、詩は短い文章で作られていて、かつ読みやすいように区切って書いてあるからです。場合によっては、単語一つ一つを離して書いてあるので音読練習にはピッタリです。5年生以上であれば俳句で練習してもいいですね。

詩は国語の教科書に必ずあります。その詩を繰り返し練習するといいです。

「もう暗記して、読む練習にはならない」というふうになったら、図書館で簡単な詩集を借りるか、書店で音読用の詩集を購入してもいいと思います。

 

詩の音読練習を続けていくと、読み方が格段に上手になっていきます。いくつかの詩を完璧に読めるようになれば、次は教科書の音読をします。

 

音読が苦手なお子さんは、長い文章を適切なところで区切って読むことができません。最初のうちは、教科書の文章に線を入れながら、長い文章は短く切って読むようにしていくとよいでしょう。

太一は、長年夢見ていた大魚にとうとう出会うことができた。

太一は/、長年夢見ていた大魚に/とうとう/出会うことができた。

子供が読みやすいように切ればいいので、文節などは考えなくてもいいです。はじめ面倒ですが、教科書に鉛筆で/を入れていくといいです。読めるようになったら、少しずつ消していきます。

 

長文の場合は、いくつかの場面だけ読むようにして、全文を一度に読むようなことはしません。お子さんの負担になりすぎないようにします。

この方法で音読練習をしていけば、1か月間も続けると最初よりも上達していることが確認できると思います。後は継続です。続けることで音読は確実に上手になっていきます。

 

ひたすら読ませるのはNG!楽しみながら練習を!

最後に、音読が苦手なお子さんに、いきなり教科書の長文をひたすら読ませるのはNGです。音読が苦手ということは、何らかの苦手な原因やつまずきがあります。そのつまずきの原因を取り除いていないのに、つらい音読をさせることは上達につながりません。むしろ、苦手意識を強めることにつながります。

音読ができるようになれば、嫌がらずに音読をするようになります。大切にしたいことは、音読を楽しむことです。楽しければ長続きします。続けることで、ますます音読は上手になります。

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