小学生の子供が家で勉強しない!やる気が出るまでほっとく方法は有効か?

小学生の子供がいる家庭からの相談が多い「親の悩み№1」となる内容です。子供が小学生で、遊んでばかりで勉強しないのは昔からあることです。親自身も子どもの頃に経験していたことかもしれません。

特に学校の休みが長期間になると、この悩みはさらに深刻になっていきます。

ですが、「勉強しないままでいい」ということはありません。将来自分で生きていくために、今勉強することは重要なことなのです。親としては、子供に賢く生きて欲しい!

 

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やる気が出るまでほっとく方法は有効なのか?

やる気が出るまでほっとく方法は、多くの場合失敗します。つまり小学生の子供にとっては有効ではありません。

小学校に通える期間は6年間と限られています。学校の授業は同じ内容は2度はなく、1度きりしかありません。かけ算九九の勉強は、2年生でしか行われません。わり算は、3年生でしか勉強しないのです。

小学生の年齢の脳は、「ゴールデンエイジ」と呼ばれるほど勉強したことを吸収します。大人になって覚えることは難しいことでも、子どもの頃はどんどん覚えられます。

やる気が出るまでほっとく方法は、場合によっては脳が発達する時期を逃してしまいます。

時間はどんどん過ぎていきます。何の根拠もなく、「子供がやる気を出すまでほっとく」は、そのままやる気が出ずに過ぎていくことが多いです。

また、今の子供の周りにはスマホやゲームなど、楽しい誘惑がいっぱいです。おもしろい動画も簡単に見ることができる時代です。たくさんの誘惑に負けずに、突然勉強へのやる気が出てくる確率は残念ながら低いと思います。

本当は自分でやる気を出して勉強してほしいと思います。でも、ほったらかしでは難しいということがお分かりいただけたかと思います。

やる気が出るまでほっとくが有効な場合

もちろん、「やる気が出るまでほっとく」が全然有効でないわけではありません。こんな子供には有効な場合もあります。

・やろうと思えば、何でもすぐにできるようになる子供
・今の勉強は分かるので、困っていない子供
・子供の伸びる時期を親が理解し、サポートを考えている場合

どちらかと言えば、いわゆる『できる』お子さんです。特に勉強しなくても、学校の授業にはついていけており、勉強のことで困っていないようなお子さんです。

勉強の大切さに気付くなど、何かのきっかけがあれば、自分から進んで勉強するようになる可能性があります。

 

小学生が家で勉強しない原因・理由

小学生の子供が家で勉強しない、できない主な理由はこうです。

・勉強がわからない
・勉強するのがめんどう
・勉強する環境がない
・勉強以外の誘惑が多い
・習い事が多い

最も多いのは、勉強以外の誘惑が多いことです。

スマホやゲーム、動画やマンガ、日々進化するSNS、アプリなど、勉強以外に楽しそうなものがたくさんあります。

これらの誘惑に負けずに、「まずは勉強しなくちゃ」と勉強を始められる子はすごい!

自分はすぐに誘惑に負けてしまうタイプでした。

 

一番やっかいなのは、「勉強がわからない」です。このわからないには、「勉強自体がわからない」「勉強の仕方がわからない」の2つがあります。自分の子はどちらのわからないかなと考えることになるのですが、たいてい両方です。

こうなってくると、何をどのように勉強していけばいいのか、じっくりと教えていく必要があります。

 

 

子供が家での勉強を自分から始める具体的な方法

子供が家で勉強を進んでするようになるためには、親のサポートが必要です。

学校の先生のようにアレコレ指示していく必要はありません。

子供と家での勉強の話をしながら、3つの準備をしていくだけです。

① 勉強できる環境をつくる
② 勉強する道具を準備する
③ 「勉強してよかった」ことを経験させる

この3つの準備ができると、子供は少しずつ自分から勉強できるようになっていきます。

勉強できる環境をつくる

難しいことではありません。「勉強する時間」「勉強する場所」の2つを決めることです。いつ、どこで勉強するのかを小学生のうちに決めておくと、勉強する習慣が身についていきます。

勉強する時間は、「学校から帰って30分間」や「6時から6時30分まで」など具体的に決めておきます。はじまりと終わりを必ず決めるようにします。ここは子供と一緒に決める方がいいです。

勉強する場所は、なるべく子供が集中できる場所がいいです。親が勉強している様子を見ておける「リビング」がおすすめです。もしくは子供部屋もいいでしょう。日によって変えるのではなく、どこかに決めておくことをおすすめします。

勉強する道具を準備する

子供はよく、「何を勉強すればいいかわからない」と言います。もちろん、宿題は必ずしてほしいのですが、宿題以外にも勉強できるものを準備しておきます。

おすすめは学校で使う教科書です。

教科書は一番勉強にピッタリの教材です。子供に一番分かりやすいようにつくられています。

宿題後には、教科書を音読するようにすると、最高の予習復習ができます。これで家での勉強はバッチリというくらい学力はついていきます。

 

教科書だけでは物足りないという場合、市販の教材か通信教育がおすすめです。

市販の教材は費用が安いですが、何をどれくらい購入すればいいのか難しいです。問題集を各教科1冊買うなどはやめておいたほうがいいです。子供がやる気を起こしません。

本の厚さが薄い、全教科1冊になっている問題集を選びます。

1回の勉強が5~15分程度で終わりますので、子供が嫌がりません。おすすめです。

市販教材については、こちらで紹介しています。
>>小学生が塾に行かずに成績を上げる勉強方法とは?

 

通信教育は、特に親が選ぶのが難しい英語もセットになっているので便利です。やや高額なイメージがありますが、月に1000円~3000円程度のものも多く、市販の問題集をそろえるよりもお得だったりします。ただし、毎月支払う必要がありますよ。

子供が勉強すべき教科も全部セットになっているので、どれを買うか悩む必要もありません。しかも、子供が短時間で勉強できるしかけがいっぱいです。

小学生におすすめの通信教育については、こちらをご覧ください。
>>小学生の通信教育を徹底比較!子供が進んで勉強するようになるおすすめの家庭学習教材!

「勉強してよかった」ことを経験させる

勉強する場所や道具・教材を準備しても、実は進んで勉強するようにはなりません。最後に「勉強してよかった」と感じる経験をさせる必要があります。

勉強してみて、「やった~!」「うれしいことがあった!」と感じたとき、子供はさらにやる気を出します。これは大人も同じですよね。

特に難しいことを考える必要はありません。勉強後に「おやつの時間」をつくって、子供が好きなおやつを出したりするだけで十分です。

時間があれば、その日の勉強のチェックテストを2~3問出してあげてもいいでしょう。できたら大げさにほめましょう。「すごいね!」「よくできたね!天才かも!」など、その一言が子供のやる気を育てます。

くれぐれも「勉強するのは当たり前」という雰囲気をつくらないことです。勉強する習慣が身についていけば、自然と子供も当たり前と感じるようになりますので。

 

まとめ

家で勉強しないお子さんの場合、やる気が出るまでほっとくのは間違いです。そのうちやる気が出てくる子供もいますが、一部のお子さんです。

待つ時間があるのなら、子供が勉強しやすいように周りの準備をしておきましょう。これを手立てといいます。

ちょっとした親子の工夫で、お子さんが30分でも進んで勉強するようになるのであれば、絶対に試してみた方がいいと思います。

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