新学期が始まり、子どもたちは新しい学年、新しい先生、新しい友達でウキウキしています。まあ、先生が持ちあがりでそのままの場合や、単学級の場合など、何の変化もない場合もありますけれど。
そして、子どもたちが新しい学年での生活に慣れ始めてきた頃、先生方の家庭訪問が始まります。夏休みの学校もあるようです。
今回は、小学校の家庭訪問のときに、質問したほうがいいと思う3つの理解度について紹介します。どんな話をしようかと悩まれている方の参考になるとうれしいです。
家庭訪問で質問する3つのこと
家庭訪問で先生に聞いておくべき3つのことは、「子供の勉強への理解度」「子供の友人関係に関する理解度」「家庭への理解度」です。
子どもの勉強の理解度
まず、親として気になるのは子どもの授業中の様子だと思います。わが子は授業中に先生の話を聞いているのか。勉強していることを理解できているのか。手を挙げて発言しているのか。気になりますよね。
わが家の長男のときには、ほとんどの先生が授業中の様子のお話をされました。「算数のときには集中しています。」「体育は得意ですね。」等々。
しかし、勉強をどれくらい理解しているかという詳しい様子は少なかったと思います。だいたいの様子は話してくれました。ときには、授業中の様子や勉強の理解度に触れられない場合もありました。
先生のお仕事は、子どもに勉強を教えることですから、ここの回答があいまいなことはないと思います。きっと詳しく説明してくださるでしょう。
子どもが授業中に話を聞いていないことも考えられます。
ですから、忘れないように質問したほうがいいと思います。子どもが授業についていけているのか。どれくらい理解できているのか。理解できていないところは、どんなところなのか。
勉強の理解度を聞くことで、今後の家庭での勉強を、どこを中心にすればいいのかが分かり、意味のある家庭訪問になると思います。
子どもの友人関係に対する理解度
子どもにとって、学校の成績よりも重要なのが友達との関係です。これが崩れると大変です。学校に行きたくなくなったり、行けなくなったりする場合もあります。
親は、「きっと友達とも仲良くやっているだろう。」と楽観視してしまいます。しかし、お子さんが誰と仲良しで、誰と遊んでいるかご存知ですか?
実は仲のよい子がつくれず、困っているかもしれません。学校での休み時間の様子など聞いてみると、友達との関わり方など、様子が分かる場合もあります。
担任の先生は、ほぼ一日中子どもと一緒にいるわけですから、子どもたちの関係はしっかりと把握しておられます。もしあいまいな答えが返ってきたら、少し心配になってしまいます。
特にお子さんの友人関係でご心配のところは、詳しく聞くべきことです。
家庭への理解度
最後は家庭教育への理解度です。これは、「どんな勉強を家でさせていくとよいですか。」と聞くと、いろいろとご助言くださると思います。
それを聞いて、「家で頑張ること」を子どもと考えるといいと思います。勉強や生活のことで、どんなことに力を入れていけばいいのか、いろいろとアドバイスをもらいましょう。なかなか個別に話が聞ける機会は他にはありません。
先生からアドバイスされたことや教えていただいたことは、1年間の目標として机などに貼っておきましょう。わが家ではそうしています。忘れてしまいますから。
黒板の字が見えにくいことや夏休みに入院するなど、健康面で伝えておくべきことがあれば、忘れないように最初に伝えましょう。
初対面の先生だと、とても緊張してしまいます。私は何を話したのか分からないくらい緊張してしまいます。
また、家庭訪問って意外と短時間です。すぐに終わってしまいます。ですから、特に聞きたいことは、事前に考えて、メモしておくようにしています。
年に一度の機会ですので、質問することは決めておくことをお勧めいたします。
家庭訪問については、次の記事も参考にしていただけるとうれしいです。



家庭訪問で伝え忘れた場合は?
どんなに準備していても、うっかり忘れてしまったり、言い出せなかったりすることはあります。人間ですから。
そんな場合は、家庭訪問から期間をおかずに先生に連絡するようにしましょう。連絡手段は、電話、連絡帳、メール等が考えられます。なるべく電話か連絡帳がベストだと思います。
携帯番号を教えてくれる先生なら電話で、知らない場合は連絡帳で伝えるようにしていました。
連絡帳での相談の場合の例文はこうです。
先日の家庭訪問では、○○の学校での様子をいろいろと教えて頂きありがとうございました。ご理解ある先生でよかったと家族で安心しているところです。
家庭訪問時にお伝えすべきだったのですが、うっかり忘れてしまっていたことがあります。5月8日(金)を家の用事のため欠席いたします。どうぞよろしくお願いします。」
そのほかの、先生に相談がある場合の連絡の仕方については、こちらでまとめています。
>>先生に相談したいときの連絡の仕方
内容が複雑な場合や重大な場合、複数回のやりとりをする気持ちで連絡するとよいでしょう。
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