家で勉強できない理由

子供が家で勉強できない状態であることには、必ず理由があります。

どんな理由が考えられるのでしょうか。

小学校や中学校では、授業中に熱心に勉強しているのに、家では勉強していない。勉強しようとしない。

これは、意外とよくあることだと思います。わが家では、引っ越しをしたのですが、引っ越しの前後で家での勉強の様子が変わってきました。

知り合いの中には、家でまったく勉強していないのに、テストでは100点ばかりというご家庭もありました。

この場合は、家で勉強できないのではなく、家で勉強する必要が無いのかもしれません。しかし、それは家で勉強しない理由の一つでもあります。

家で勉強できないことには、必ず理由があります。

今回は、小中学生が家で勉強できない理由について考えてみました。

 

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家で勉強できない理由

子供が家で勉強できない理由としては、次のような理由が考えられます。

・勉強する空間がない
・勉強する時間がない
・勉強する習慣がない
・勉強に必要な道具がない
・勉強が分からない
・勉強の仕方が分からない
・勉強が理解できているので、勉強する必要がない

まだまだ他にも考えられますが、大きな理由としてはこの7つです。

では、詳しく見ていきます。

 

勉強する空間がない

子供が勉強するのに適した場所がないと、なかなか勉強しません。

家の中は、子供にとって誘惑がいっぱいです。テレビ、ゲーム、マンガ、おもちゃ・・・。

よほど集中力のあるお子さんや勉強することが好きなお子さんでないと、誘惑に勝って勉強することは難しいです。

子供部屋はあっても、そこが勉強に適した場所になっていないことは意外と多いのです。

ゲーム機をケースに入れて引き出しにしまったり、マンガは本棚にきちんと片づけたりして、勉強する間に誘惑物が目に入らないように工夫するだけでも、かなり違ってきます。

リビング学習という方法もあります。この場合も同様です。家族が協力して、勉強する間は、子供が勉強に集中できるリビングにする必要があります。

リビング学習についてはこちらをどうぞ。

リビング学習をするなら親子学習がお勧め
ニュースで、小学生の8割以上の子が勉強場所としてリビングを選んでいることが報道されました。今後も子どものリビング学習は増え続けると思われます。今回は、広がりを見せる「小学生のリビング学習」について考えてみたいと思います。

 

勉強する時間がない

勉強する時間がないことは、あまりないと考えがちです。でも、これは親の理屈です。

子供は、子供の時間を生きています。親から見て時間があるようでも、子供は子どもなりに、次の予定を決めていたり、忙しかったりするのです。

おやつ食べて、テレビ見て、ゲームをして、本を読んで・・・。

親から見ると、「そんなもの後回しにしなさいよ。」と言いたくなりますが、子供にとっては重要なことなのです。

ですから、勉強が後回しになり、結果、勉強する時間がないということになります。

子供側からすると、当然の理屈になります。

決まった時間に勉強することを習慣化させる必要があります。

 

勉強する習慣がない

家で宿題しかやってこなかった子供には起こりがちなことです。

「家では宿題をするものだ。」という考えがしみ込んでいます。

こうなると、宿題がないと勉強はしなくてもいいと考えます。宿題を出さない先生になると、まったく家で勉強しなくなるのです。

この考えを変えていくには、毎日の宿題+αで、何らかの勉強をする習慣をつけていく必要があります。

パソコンやタブレットを使った学習など、勉強に新鮮さが加わるので有効です。

 

勉強に必要な道具がない

親からしてみれば、教科書やノートがあるじゃないかという気持ちになります。

でも、子供によっては、勉強するには特別な道具が必要だと感じているお子さんもいます。友達が使っている問題集や参考書などです。

友達の家に遊びに行ったときに、通信教育などの教材を見たとします。友達が通信教育で勉強していることを知り、「通信教育で家で勉強するんだ。」と勘違いしてしまう場合があります。

勉強するのに、特別な道具は必要ないということを教える必要があります。親子で勉強し、教科書を使って勉強する方法を教えることをお勧めします。

 

勉強の仕方が分からない

一番多いのは、勉強の仕方が分かっていない場合です。

親としては、「学校で勉強しているのだから、勉強の仕方はよく知っているだろう。」と思いますよね。

でも、学校では「勉強」を教えるのであって、「勉強の仕方」を教えているのではありません。(もちろん両方教えてくれる学校もあります)

例えば、算数の体積の勉強があります。学校では、体積の意味や求め方は丁寧に教えてくれます。

しかし、体積の問題がすらすら解けるようになる勉強法は教えてくれないのです。そこは子供と家庭に委ねられています。

一番いいのは、勉強の大先輩である親が一緒に勉強をして、勉強の仕方を教えてあげることだと思います。

勉強が理解できているので、勉強する必要がない

一度は使ってみたい言葉です。しかし、自分もわが子も違います。

知的に高いレベルのお子さんはいます。小中学校の勉強内容を、学校の授業だけで理解吸収できるお子さんです。

高い理解力がある子は、家で勉強しなくても、何も困りません。実際に成績は良いですし、親も心配する必要はありません。

さらに学力を高めるために、次の学年や学校の勉強をするすることをお勧めします。

 

家で勉強できないお子さんへの対策はこちら

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